【海外発!Breaking News】重い病を抱える息子を連れて病院の駐車場に止めた母 見知らぬ人から心無いメモ(英)
TechinsightJapan / 2018年8月18日 21時55分
世の中には、目に見えない障害を抱える人が多く存在する。しかし彼らは、周囲から「嘘をついているでは」という疑いの目で見られたりして辛い思いをすることも少なくないようだ。このほどイギリスである母親が、見た目ではわからない重篤な疾患を抱えた息子を乗せて障害者用駐車スペースに車を止めたところ、見知らぬ人から心無いメモを貼りつけられた。『Metro』などが伝えている。
ランカシャー州ウィガンに住むエマ・ドハーティーさん(31歳)は8月14日、リバプールのアルダー・ヘイ子供病院でショッキングな出来事に見舞われた。
エマさんの息子ボビー・バルドウィン君(3歳)は、心臓に3つ穴が開いた状態で生まれた。3回の心臓手術や2回の胃、肺、横隔膜手術、動脈ステント手術など15以上もの手術を受けてきたという。ボビー君には肺動脈が無いため、血液が体中をうまく循環せず、長距離の歩行が困難になる。普段は車椅子を利用しているが、この日は病院の予約に遅れそうになっていたためにエマさんは病院駐車場の障害者スペースに駐車し、ボビー君を抱きかかえて院内へと走った。
しかしその様子を誰かが見ていたのだろう。エマさんがボビー君と再び車に戻ってくると、このようなメモが貼り付けられていたのだ。
「怠け者のインチキ女! 障害者なんか連れてないくせに! このスペースは障害者用なんだよ!!」
殴り書きされた心無いメモを見たエマさんは、大きなショックを受けた。イギリスでは、障害者は通称「ブルーバッジ」と呼ばれる青いケースに入れられた障害者駐車カードを所持している。エマさんもボビー君のためにこのブルーバッジを所有しており、カードにはボビー君の写真まで載せている。そしてこの日もエマさんは車内にブルーバッジを置いて車を離れた。それなのに、このような嫌がらせのメモを残されたのである。週に3回はボビー君を連れて病院を訪れているというエマさんは、これまで障害者用スペースに駐車してジロジロ見られたりすることはあったが、このようなメモを残されたことは一度もなかったと明かす。
「いつも通り病院に来たら、こんなメモを貼りつけられたので信じられませんでした。車内のブルーバッジを見なかったはずはなく、なのにこういう行為をする人がいるのです。全ての障害者が、目に見える疾患を抱えているわけではありません。息子の病は深刻なものなんです。こういう心無いことをする前に考えてほしい。とても不快です。」
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