【海外発!Breaking News】失くしたと思ったコンタクトレンズが瞼の裏に 28年ぶりに除去(英)
TechinsightJapan / 2018年8月19日 21時20分
目に違和感があり、医師の診察を受けた英スコットランドに住む女性。違和感の正体は、なんと28年前に失くしたと思っていたコンタクトレンズだった。『CNN』『indy100』などが伝えている。
スコットランドのダンディーに住む42歳の女性(名は公表されず)は、半年前から左の上瞼に違和感を覚えるようになった。グリーンピースサイズの小さな塊が左眉下にでき始め、それは次第に大きくなり触れると痛み、腫れた瞼が垂れ下がるという状況になった。
女性はナインウェルズ病院に行き検査を受けた。するとMRI検査で直径6ミリ(一部では8ミリとも)の嚢胞が見つかり、手術で除去となった。この時、皮膚を切開した医師らは破れた嚢胞の内側に驚くべきものを発見したのである。
それは、酸素透過性ハードコンタクトレンズだった。レンズはそのままの状態で上瞼の軟部組織に包まれており、除去した時にひびが入り欠けただけであった。実はこのコンタクトレンズ、女性が28年前に失くしたと思っていたものだったという。
14歳の時、バドミントンをしていた女性は羽根が左目に当たり怪我をした。治療をした時に装着していたコンタクトレンズがなかったことから、羽根が当たった衝撃で目から落ちたのではと思い探してみたが見つからず、女性は紛失したと思い込んだ。しかしそのレンズは、長年女性の上瞼裏側に張り付いていたのだ。女性はこの怪我以降、コンタクトレンズを使用しておらず、間違いなく28年前のレンズであることが分かった。
異物を28年間も瞼の裏に潜ませたまま、半年前までなんの異常もなく過ごしていたとはある意味で奇跡だろう。この件は症例報告専門誌『BMJ Case Reports』で発表された。なお昨年7月にはイギリスで、白内障手術をするために病院を訪れた67歳女性の眼球から、27枚ものコンタクトレンズが発見されるという驚くべきニュースが報じられた。
画像は『CNN 2018年8月16日付「A contact lens was embedded in woman’s eyelid for 28 years」(BMJ Case Reports)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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