【海外発！Breaking News】「かまうもんか！」優先席に座った女性、車イスの男性に席を譲らず（米）＜動画あり＞

公共の乗り物で席を譲る、譲らないなどのいざこざは日本でもよくある話だが、このほどアメリカで優先席に座った女性が車イスの男性に席を譲らなかったとして、人々の怒りを買っている。『Mirror』『New York Post』などが伝えた。

先月22日、米ロサンゼルスのメトロバス内で撮影された動画が物議を醸している。そこには優先席エリアに座った女性が他の乗客らに敵意を剥き出しにして、怒鳴りつける様子が捉えられている。きっかけは電動車イスの男性がバスに乗り込もうとしたことによる。

女性はバスの優先席エリアに座っていたのだが、そこは障害を持つ人やお年寄りなどのために設けているエリアだ。シートを折りたたむことにより、十分なスペースを確保できるため、電動車イスの乗客でも通路をふさぐことなく、この位置に乗車できるのだ。

しかし女性は、断固として車イスの男性に場所を譲らなかった。女性の態度に不快感を露わにした他の乗客達は席を譲るように促したが、状況は変わらなかった。乗客のある男性が「その態度はよくない。どうやったら、あなたはそこをどくんだい？　君は間違っている」と咎めたが、女性から返って来た答えは「かまうもんか！」であった。

様子を見かねた他の乗客も、「人助けだと思って、こっちに座りませんか？」と自分の席を女性に譲ろうとした。それでも女性は席を移動することはなかった。他の乗客もこの態度に対して「ここに席が空いてるでしょ！　あんた目が悪いんじゃない？」と怒りを露わにしていた。

状況を見ていて、らちが明かないと思ったのだろう。残念なことにバスの運転手は電動車イスの男性に「あの女性が席を移動しそうもないので、あなたは次のバスを待たなければならない」と告げた。

夏のロサンゼルスは気温も30度を超える日が多い。この男性は太陽が照りつける暑さの中、次のバスを待つこととなってしまったようだ。



画像は『Mirror　2018年8月22日付「Woman refuses to give up seat to man in wheelchair on LA bus so he has to wait for next one in ‘burning’ heat」（Image: Newsflare）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）