【海外発!Breaking News】鍋料理の中に鼠の死骸 妊婦の客に店側は「心配なら中絶すればいい」(中国)<動画あり>
TechinsightJapan / 2018年9月18日 13時21分
1998年に北京に1号店がオープンして以来、中国国内に759店舗を展開する「呷哺呷哺(しゃぶしゃぶ)」は、気軽に入れる火鍋レストランとしてカップルだけでなく一人旅の観光客などにも人気だ。その中の1店舗で鍋の中からネズミの死骸が見つかり、大騒動になっている。
今月6日、山東省イ坊市にある呷哺呷哺で食事をしていた夫婦の鍋から、死んだネズミが見つかった。死骸は箸でつかめるほどの大きさだったが、夫婦は鍋に具を入れてすでに食事を始めており、店のスタッフに不満をぶちまけた。
夫のMa氏は妻が妊娠していることを店のスタッフに伝えると、店側は夫婦に5,000元(約81,000円)を支払うことを申し出た。これに対しMa氏は、「病院を訪ねて赤ちゃんに問題がないことを確認し、全ての支払いが済んでから金額の交渉を行いたい」と訴え、この申し出を断った。
さらにMa氏は、店のマネージャーから「そんなにお腹の赤ちゃんが気になるなら、20,000元(約32万円)を渡すから中絶すればいい」とも言われ、なんとも後味の悪い思いで店をあとにした。
夫婦はその後、呷哺呷哺の火鍋から小さなネズミを箸でつまみ出す様子をSNSに投稿したが、これをユーザーが放っておくわけがなかった。中国最大のSNS『Weibo(ウェイボー)』は大炎上し、ユーザーからは「お気に入りのレストランだったのに、もう2度と行かないわ」「清潔にしている印象があったけど、がっかりよ」「もう食べてしまったわけでしょう。ゾッとするわ」「お金を払えばいいって問題じゃないでしょう」「もし赤ちゃんに何かあったら、どうするつもりなの。人の命がたったの20,000元ってこと?」「従業員の教育はどうなっているの?」と怒りや失望の声があがった。
なお、夫婦の苦情やネットでの炎上を受け、奎文区・市場監督局は事件直後に店の立ち入り調査を行ったが、新たにネズミが発見されることはなかったようだ。しかし、店は水回りや野菜などの衛生管理に不備があるとしてしばらくの間、営業停止を命じられている。またこれを受けて11日には呷哺呷哺の株価が一時12%も下降、時価総額は1億9千万ドル(約213億円)も減少した。株価はその後やや持ち直してはいるものの、一度失った信用を取り戻すのはそう簡単ではないだろう。
This pregnant woman in #China found a dead rat in her hotpot soup pic.twitter.com/n6Z8hmgebL— SCMP News (@SCMPNews) 2018年9月10日
画像は『搜狐 2018年9月15日付「因为一隻老鼠 知名连锁火锅店竟损失1.9亿元」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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