【海外発!Breaking News】双子の男性医師、32年前に生まれた病院で双子の赤ちゃんを取り上げる(米)
TechinsightJapan / 2018年9月24日 13時11分
命の誕生は奇跡だが、その奇跡をさらに稀有なものにする出来事が起こった。アメリカで、一卵性双生児の双子の医師が双子の赤ちゃんを取り上げたのである。『Inside Edition』などが伝えた。
9月18日、ペンシルベニア州レバノンにある「WellSpan Good Samaritan Hospital(ウェルスパン・グッドサマリタン病院)」に勤める一卵性双生児の医師2人が、双子の赤ちゃんを取り上げた。
この双子の医師、ネイサン・ケラーさんとマシュー・ケラーさんは32年前に同病院で誕生した。共に医師として勤務して、双子の出産に一緒に立ち会ったのは今回が初めての経験だったそうだ。母親は、ザビエル君とグェンドリンちゃんという二卵性双生児を帝王切開により1分違いで出産。元気な赤ちゃんが生まれたことを喜ぶネイサンさんは、このように話している。
「母親の妊娠中、何度か診察し、彼女が二卵性双生児を妊娠していることを知りました。帝王切開での出産日を決めて、手術の1日前にマシューが手伝ってくれることがわかったんです。同時に双子を取り上げる経験は素晴らしいものでした。」
一方のマシューさんも、「双子が生まれる瞬間に立ち会うのは、とても特別なことです。特に私たちも双子なので、今回手術台の向こうで自分の兄弟が同じように双子のひとりを取り上げている姿を見て、素晴らしい瞬間を共有しているんだと信じられない気持ちになりました。双子としての絆をより感じました。生まれてきた双子も、育っていく中できっと深い絆を育んでいくことでしょう」と小さな命の誕生を祝福した。
通常、双子というのは離れていてもその絆を十分に感じ取れると言われるが、今回ネイサンさんとマシューさんの絆は一緒に素晴らしい経験を共有したことでより一層深まったに違いない。生まれた赤ちゃんたちは、間もなく退院予定だそうだ。
画像は『Inside Edition 2018年9月21日付「Twin Doctors Deliver Fraternal Twins Together:‘It Was an Awesome Experience’」(WellSpan Good Samaritan Hospital)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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