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【海外発!Breaking News】母が去った後、障害を抱える父親の世話をする6歳女児「全然疲れない」(中国)

TechinsightJapan / 2018年10月6日 16時40分

【海外発!Breaking News】母が去った後、障害を抱える父親の世話をする6歳女児「全然疲れない」(中国)

中国西北部の寧夏回族自治区で、交通事故により障害を抱える身となってしまった父の世話に日々懸命に励んでいる6歳の女児がいる。中国のソーシャルメディア上では、この健気な女児の姿が大きな反響を呼んでいる。『Metro』『Oddity Central』などが伝えた。

寧夏回族自治区中衛市海原県に暮らすジア・ジアちゃん(6歳)の朝は、起きた瞬間から多忙だ。6時に起床してから学校に行くまでの間、障害を抱える父ティアン・ハイチェンさん(40歳、報道により38歳とも)の世話をしなければならないからだ。

地元メディア『Yangtzi Evening News』によると2016年3月、乗っていたタクシーがスピードを出し過ぎて溝に衝突するという事故を起こしたことが原因で、ティアンさんは胸から下が不随になってしまった。当然、仕事もできなくなり日々の生活も介助なしでは送れない。ティアンさんの妻でジア・ジアちゃんの母は、夫の事故から2か月半後に2人を置いて家を出て行ったという。

「あの日、妻は自分の母親のもとに数日泊まるからと言って家を出たんです。でも二度と戻って来ませんでした。妻は私の息子も一緒に連れて出て行ってしまったのです。」

ジア・ジアちゃんの一日は、固くなった父の筋肉をほぐすマッサージから始まる。30分ほどそれを行った後は、父の洗顔と歯磨きを学校に行くまでに終える。全体重で父を支えることは、まだ幼いジア・ジアちゃんにとって大変なことだが、祖父が工具店で買ってきた部品を組み合わせて作ったホームメイドの可動性ロープを使って、ティアンさんをベッドから移動させたり、車椅子に座らせたりと甲斐甲斐しく介助を努めている。学校に行っている間は、ジア・ジアちゃんの祖父母がティアンさんを気にかけているようだが、2人とも高齢ゆえ介助となると困難だ。下校すると父親に夕飯を与えたり、動きを介助したりと再びジア・ジアちゃんは多忙になる。ティアンさんによると、ジア・ジアちゃんは髭剃りが得意という。父に褒められたジア・ジアちゃんは、このように話している。

「最初は剃り方がわからなくて、お父さんの顔を切って血を出したことがあったの。お父さんは痛くないよって言ってくれたけど…。今は得意よ。おばあちゃんも『とても綺麗によく剃れているね』って褒めてくれるの。」

母が兄を連れてプツリと消息を絶って以来、一切連絡がないためにティアンさんは離婚の手続きを未だ行うことができずにいる。身勝手な母親が家を出たことで、ジア・ジアちゃんひとりに父親の世話がのしかかったのだが、ジア・ジアちゃんは父のことが大好きなのだろう、「面倒をみるのは全然疲れない」と笑顔で話している。「母親が恋しい?」という質問に対しては「全然。だってあの人(母親)はお父さんを捨てて出て行ったから」と答えたが、「でもお兄ちゃんには会いたい。だってとても仲が良かったから。会えなくて寂しい」と口にしたそうだ。

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