【海外発！Breaking News】妻と義母に「自分はがん」と偽り金を騙し取り、アメリカ旅行を楽しんだ男（英）

結果として全ての嘘がバレて逮捕となったデイヴィッドは、レスター治安裁判所で詐欺罪を認めた。現在はウェールズのデンビーシャー州ルーシンで同居する母親の介護をしているというデイヴィッドに、サリー・ファッジ判事が下した判決は2年の執行猶予付き26週の有罪判決というものであった。判事は「被告が家族を騙し続け金銭を搾取した罪は限りなく実刑に近い。しかしながら、今の被告には介護を要する母親への責任もあり、更生の見通しもある。よって今回は執行猶予付き判決を下した」と述べた。さらに180時間の無収入労働と1年間ルーシーさんとリンダさんへの接近禁止命令、及び2015年5月1日～6月3日にリンダさんから騙し取った2,000ポンドを最低でも月に100ポンド（約15,000円）ずつ返済していくことが命じられた。

今年4月に再婚したルーシーさんは、今は幸せな生活を送っているが「騙され続けたことは深く傷ついているし怒りを感じている」と話している。デイヴィッドの判決を聞いたリンダさんは「あの男の嘘と身勝手さには心が折れ、悲しみしかありません。娘のことを思い、命を救うためにと渡したお金で旅行に行くなんて。家族を騙し続けて私たちの人生を盗んだも同じなのに、実刑にならないのは驚きです。せめてこの件が世間への注意喚起になればと思うばかりです」と判決への不満を口にした。

このニュースを知った人からは「結婚してたのは4年だけど、2006年から2015年まで9年も騙されてたってことでしょう？　そんなに長い間何も知らなかったってある意味凄い」「介護されている母親も危ない気がするけど」「許し難い嘘。最低な男だな」「それにしても、9年間も騙されるってよほどうまい嘘をつかれてたか、バカかどっちかじゃない？」「これは実刑が下されるべきだと思う」「またしても甘い判決の一例だな」といった声があがっている。

画像は『BBC News　2018年10月15日付「Cancer lie husband ‘stole years of my life’」（LEICESTER MERCURY）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）