【海外発！Breaking News】大好きなブランケットに包まれて眠る犬「ハグと一緒で安心するのね」（アルゼンチン)

「自分のベッドじゃないと眠れない」「枕が変わると気分が悪い」…快眠の条件は人それぞれ違いがあるが、アルゼンチンで飼われている犬の“ヴァレンティン（Valentin）”のお気に入りは、5年前にプレゼントされたブランケットだという。動物専門サイト『The Dodo』が伝えている。

13歳のオス犬“ヴァレンティン”は、生まれてまもなくアルゼンチンのある家族のもとにやってきた。小さいころから愛情をいっぱい注いで育ててきたというジュリー・アレクサキスさんは、ヴァレンティンのことを次のように語っている。

「ヴァレンティンはとてもスイートで優しい性格なの。人懐っこく、人が集うところには必ずヴァレンティンが現れるといっても過言ではないわ。誰にでもスリスリしてくるし、私たちみんなのことが大好きなんです。」

「なんといっても可愛いのは、家族みんなのスケジュールをきちんと把握していて、帰宅時間になると必ずドアのところで待っていることかしら。」

そんなヴァレンティンの大のお気に入りは、8歳の頃にプレゼントされた赤と白のブランケットだ。ジュリーさんによると、昼間は自分のぬいぐるみやおもちゃを外に持ち出して遊ぶのが好きなヴァレンティンが、暇さえあればブランケットの上でくつろぎ、遊ぶようになっていったのだという。

そこである日のこと、ジュリーさんは面白半分でヴァレンティンをブランケットでブリトー（具材を小麦粉で作られたトルティーヤで巻いたメキシコ料理）のようにくるんでみた。すると当のヴァレンティンは嫌がるどころか、なされるがまま。ついにはブランケットにくるまったまま眠ってしまうほどになったそうだ。

ジュリーさんはブランケットの秘密について、次のように明かした。

「ブランケットが心地よかったんでしょうね。ヴァレンティンは毎晩、ブランケットにくるまって眠るようになりました。もちろん私たちが包み込んであげて、ヴァレンティンを寝かしつけるんですよ。ブランケットに包まれると、ヴァレンティンはまるで私たちにハグされたように安心するのだと思います。そのまま朝、目が覚めるまでブランケットに入ったままなんです。」

「最近になってヴァレンティンは、自分の寝床にお気に入りのぬいぐるみを持ち込むようになりました。それならと、私たちはすぐ隣にヴァレンティンの一番のお気に入りの、オレンジ色のキツネのぬいぐるみを置いてあげることにしました。2年前にアメリカに行ったときに買ったものです。」

「それでも時々、ブランケットにくるんであげるのを私たちが忘れてしまう時があるんです。そんな時は不安になるのか、ヴァレンティンは私たちの部屋やベッドの中に入ってきて寝ています。ブランケットはヴァレンティンを安心させるだけでなく、たくさんの愛情や温かさで包んでくれているんですよ。」

ブランケットに包まれたヴァレンティンの表情は実に穏やかだ。そして今夜もヴァレンティンの隣には、キツネのぬいぐるみがそっと寄り添っているに違いない。

画像は『The Dodo　2018年10月9日付Facebook「“I think the blanket makes him feel safe, like a hug.”」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）