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【海外発!Breaking News】5人の障害児を養子にしたシングルファーザー 「どんな瞬間も子育てを楽しむ」(英)

TechinsightJapan / 2018年10月18日 21時20分

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男女にかかわらず、ひとりで子供を育てていくことは決して容易ではない。ましてシングルペアレントとして障害を抱える子供を養子にするとなれば、相当の覚悟も必要だ。しかしイギリスに住むある男性は、5人の障害児を養子にして日々子育てに励んでいる。障害に負けず生きる子供たちの大きな愛に包まれ、父親であることを楽しむシングルファーザーの姿を『Mirror』『Metro』などが伝えた。

ウエスト・ヨークシャー州に暮らすベン・カーペンターさん(34歳)が、初めて障害を抱える養子を迎えたのは21歳の時だった。

長男のジャック君(11歳)は、強迫性障害(OCD)に関連する自閉症を抱えている。また長女のルビーちゃん(7歳)は、小下顎症などを伴う先天性の複合的疾患であるピエール・ロバン症候群と脊椎(背骨)が側方に彎曲する脊椎側彎症、骨の欠損により両腕の動きが制限されてしまう障害を抱え、盲目である。ルビーちゃんと半分血が繋がっている妹リリーちゃん(6歳)は耳が全く聞こえない聴覚障害を抱え、ジョセフ君(3歳)は人工肛門袋を装着しているダウン症だ。様々な障害を抱えた4人の子供たちを育てるだけでも容易ではないはずだが、ベンさんは今回、ノアちゃんという生まれつき腕や脚が変形している深刻な障害を抱えた1歳3か月の養子を迎え入れ、5人の子供のシングルファーザーとなった。

世界初、最年少にしてシングルファーザーになったゲイ男性ではないかと言われているベンさんは、以前に特別な援助を必要とする大人や子供たちと接する仕事をしていた時から、いつか父親になりたいという夢を持っていた。世の中には温かい家庭を必要としている子供たちが大勢いるが、やはり学習障害や様々な障害を抱える子供たちが養子として受け入れられることは困難を極める。しかしベンさんは、自分こそがそんな子供たちの父親になれる選択肢を与えられたと思ったという。

「養子縁組の雑誌を見て、ノアのことを知りました。深刻な障害があることはわかりましたが、会ってすぐに大好きになりました。もちろん5人の障害児を育てていくことは容易ではありません。傷つけないようにと甘やかしてばかりでもダメですし、それはもう大変な時もありますよ。5人ともそれぞれに異なる複雑な問題を抱えていますからね。専門医の診察を受けるために、イギリス中あちこちの病院を行ったり来たりしなきゃならないですから、かなり疲れます。でも毎日のどんな瞬間も子育てを楽しむようにしていますし、日々不可能なことを達成する子供たちの姿を見ることは何にも勝る喜びです。」

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