1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】台湾・列車脱線事故で結婚式帰りの一家8人犠牲に 遺族が悲痛な叫び

TechinsightJapan / 2018年10月24日 17時22分

事故後、現地メディアの取材を受けたのは、進興さんの長女・董小羚さん(43歳)だ。小羚さんは現在高雄に住んでおり、結婚式の後に一行を駅で見送ると、一人高雄行きの新幹線に乗った。しかし高雄に着いたところで、三女である妹からの電話を受けたそうだ。三女は事故当時3号車に乗っており、横転した列車から自力で脱出したという。

小羚さんが三女から聞いた話では、列車は台北を出発してから3度停電のトラブルがあり、乗客らは顔を見合わせ不安を募らせていたそうだ。3回目の停電の後に列車が停止し、車両の異常を伝えるアナウンスが流れた。電気が復旧すると再び発車したが、宜蘭駅を出てまもなくすると突然加速、そして脱線したとのことだ。

「当初はこの列車に乗る予定ではなかった」と話す小羚さん。実は結婚式の後、すぐに台東へ帰ることになっていたそうだ。しかし進興さんが「せっかく遠出をしたのだから、もう一日遊んで行こう」と言い、急遽予定を変更したという。小羚さんは、「病院に来てみたら亡くなった18人のうちの半分が自分の身内だった。やりきれない」と泣き崩れ、慰問した蔡英文総統に一刻も早い事故原因の究明を求めた。

益良さんと佳惠さんの父親であり、進興さんの唯一の息子である董民海さんは結婚式に出席した後、別の用事のため中国に向かっており、列車には乗車していなかった。益良さんの遺体回収にあたった捜索隊員によれば、益良さんは恐怖に怯えた表情のまま亡くなっており、いたたまれずに「怖くないよ。家に帰ろうね」と何度も声をかけながら運んだという。両親と我が子を一度に失った民海さんは、スピードを上げた運転士の判断や、列車の異常を知りながら運行を続けさせた台湾鉄路の判断に疑問を感じずにはおられず、明確な説明を求めている。

画像は『聯合新聞網 2018年10月23日付「普悠瑪ATP關閉 轉彎超速 司機員聲押」(記者鄭超文/攝影)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください