【海外発!Breaking News】生後4か月の男児、オムツを替えてもらえず感染死 「究極の育児放棄」と保安官(米)
TechinsightJapan / 2018年11月7日 15時31分
このほど米アイオワ州から胸が痛む悲しいニュースが飛び込んできた。かわいい盛りであったはずの生後4か月の男児が、昨年8月に両親に育児放棄され死亡した。およそ2週間もオムツを替えてもらえず放置されていた男児は、大腸菌による感染を起こし、汚れが詰まったオムツの中には蛆まで沸いていたという。現在、両親の裁判が行われており事件の全容が明らかになった。『People』や『USA TODAY』、『Inside Edition』などが伝えている。
アイオワ州アルタ・ビスタのアパートで、昨年8月30日、生後4か月のスターリン・コーエン君が両親の育児放棄により短い生涯を閉じた。
スターリン君は、9~14日間もお風呂に入れてもらえず、着替えはおろかオムツを替えてもらうこともなく、1週間以上も電動ベビースウィングに放置されたまま息絶えた。死亡時、スターリン君の体重は2,270グラム以下になっており、検死の結果、栄養失調、脱水症状、オムツかぶれを放置したことによる感染症に陥っていたことが判明した。検死官がスターリン君から尿が染み込んだ毛布や衣類を取り除いた時、ハエの卵や蛆虫などを発見したという。何日も排泄物まみれのまま放置されたオムツの中の皮膚は大腸菌による感染症のために裂かれた状態になっていた。
スターリン君が息絶えていることに気付き、911通報した父親のザッカリー(28歳 報道により29歳とも)は、母親シャイアン・ハリス(21歳)とともに逮捕され、10万ドル(約1,130万円)の保釈金が設定された後、昨年10月25日には第一級殺人罪と児童を危険に晒した罪で起訴された。
ザッカリーの兄ダニーさんは、昨年11月にメディアの取材に対し、ザッカリーとシャイアンがドラッグの問題を抱えていたことを明かしていた。シャイアンは逮捕前の2~3週間前、ザッカリーは逮捕の2か月前に覚せい剤を使用していたようだ。ダニーさんは、ザッカリーが10代の頃から薬物に手を出すようになったこと、後に結婚・離婚をして7歳になる子供はオクラホマ州にいる両親の家に預けられていること、またシャイアンとの間に別の娘もおり、スターリン君の誕生を機にシャイアンの実家ライスビル近くの住居からアルタ・ビスタに引っ越したことを打ち明けた。ザッカリーと電話でよくやりとりをしていたというダニーさんは、トラック運転手をしていたザッカリーが仕事で何日も家を空けるため、「留守の間スターリンは1週間も着替えをさせてもらっていないようだ」と漏らしていたことも明かしたが、「子育てはあくまでも両親2人の責任」と、我が子を死に追いやったことへの責任を果たすべきだと言及していた。
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