【海外発!Breaking News】安価な鼻の整形手術をメキシコで受けた米女性、生命維持装置に繋がれたまま帰国
TechinsightJapan / 2018年11月20日 19時43分
昨今は美容整形手術を受ける人も少なくないが、施術するクリニックが安全かどうか充分に確認する必要がありそうだ。このほどアメリカの女性が格安で施術できるメキシコで鼻の整形手術を受けたところ、命の危機に陥り生命維持装置につながれた状態になってしまった。『Tampa Bay Times』『KFOX-TV』などが伝えている。
米テキサス州エルパソに住むローラ・モニカ・アヴィラさん(Laura Monica Avila、36)は、先月30日にメキシコのチワワ州シウダー・フアレスにあるライノ・センターへ鼻の整形手術を受けるために婚約者エンリケ・クルスさん(Enrique Cruz)を伴って訪れた。
メキシコでの整形手術費用は、アメリカと比べて3分の1にも満たないほど格安だという。ローラさんの手術費は138ドル(約15,000円)だったが、それが仇となってしまったようだ。ローラさんは手術で脊髄に注入された麻酔が脳に入ってしまったことで酷い腫れを起こし、約4分間の心停止まで起こしてしまった。
当時、ローラさんに付添っていたエンリケさんはこのように話している。
「麻酔の投与で間違いを起こしたようです。彼女は8時間も手術室にいたんですよ。その間、医師らに『血圧が低下して手術をすることができない。麻酔から覚めるのを待っているところだ』とだけ説明され、彼女に何が起きたのか私に見せることもしなかったんです。」
エンリケさんがローラさんの危険な状態を知ったのは、クリニックが緊急で呼び寄せたフアレス病院(Juarez hospital)の医師が到着した時だった。その後ローラさんはフアレス病院へと搬送され、脳への更なる損傷を防ぐため医療行為によって昏睡状態に置かれた。
ローラさんの家族はテキサス州の病院へ移送しようと試みたが、事はスムーズに運ばなかった。移送するにあたってメキシコ当局が、医療費を全額支払っていないという理由ですぐに必要書類にサインをしなかったのだ。
手術から6日後、家族や弁護士の協力の甲斐あって、ローラさんはメキシコの医療記録のカルテが無いままだったが、テキサス州エルパソの病院に移送の手続きをすることができた。しかしその間もローラさんの発作は続き、メキシコでの入院費は約280万円あまりにまで膨らんでいた。
その後、無事にテキサス州の病院に入院したローラさんだったが、医師が家族に告げた言葉はあまりにも悲しいものだった。
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