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【海外発!Breaking News】「シングルズ・デー」のセールに向けて節約 3週間ラーメンのみで過ごした女子大生が入院(中国)

TechinsightJapan / 2018年11月20日 14時3分

【海外発!Breaking News】「シングルズ・デー」のセールに向けて節約 3週間ラーメンのみで過ごした女子大生が入院(中国)

セールという文字を見ると購買意欲がそそられるのは万国共通ではないだろうか。セールの日に欲しいものをまとめ買いするという人も少なくなく、近年はオンライン上でもセールをしているために、それを狙って普段節約に励む人もいるようだ。このほど中国で、特大セール日に備えて食費を切り詰めて節約していた女子大生が、肝心のセール日に体調不良となり入院する羽目になってしまった。『shanghaiist』『Global Times』などが伝えている。

年に数回あるシーズン・セール以外の特大セールというと、日本ではお正月明けの「初売り」といったところだろうか。アメリカでは小売店が大儲けして黒字(Black)になることから名付けられた、感謝祭の翌金曜日の「ブラック・フライデー」が“大安売りデー”として有名だが、感謝祭の週末の翌月曜日の「サイバー・マンデー」もネットショッピングの売り上げが急増する日として知られている。近年はアメリカの「ブラック・フライデー」がクリスマスを控えた年末商戦の皮切り日としてイギリスでも習慣になっているが、中国でもこうした特売デーと名付けられた日が年に一度あるという。それが11月11日だ。

「1111」と数字の1が並ぶことから、中国の大学生の間では「シングルズ・デー(独身の日)」として祝う習慣が90年代から始まったそうだ。しかし2009年から中国の大手通販サイト「アリババ」が、11月11日をネット販売の特売日に決めたことから、今や中国では「シングルズ・デー」がネット通販の買い物の祭典日となっている。この年に一度しかない特大セール日にまとまった買い物をしようと、江蘇省南通市に住む大学4年生のホン・ジアさんはかなりの気合を入れていた。

今月に、ホンさんのシングルズ・デーにかける熱意が露わになったドキュメンタリー動画が中国ソーシャルメディアで拡散したが、ホンさんと寮仲間たちは数週間前からかなり生活を切り詰めており、ホンさんは3週間インスタントラーメン以外は一切口にせず、ひたすら貯金をしていたようだ。全ては11日のシングルズ・デーのセールのためだった。

ところが肝心のシングルズ・デーに、ホンさんは病院にいた。シングルズ・デー直前になって高熱を出し、入院しなければならなくなったのだ。おかげでセールをすっかり見逃し、2日後には体調が回復して学校に戻ることができたものの、頑張って貯めていたお金のほとんどが医療費に消えてしまったという。

「点滴に1,000元(約16,000円)以上もかかり、薬代にも100元(約1,600円)以上かかってしまいました…。」

事態を知ったホンさんの母親は、ソーシャルメディア『WeChat』を通して「そんな生活をしていたら病気にもなるわよ。白湯をたくさん飲むように」と促したそうだ。ホンさんが入院しなければならないほどの体調不良に陥った原因は明らかになっていないものの、ホンさん自身は「3週間も続けてインスタントラーメンを食べたからだ」と信じている。残念なことに、ホンさんが通販で購入できたのはフェイシャルマスクのみだったそうだ。

画像は『秒拍 2018年11月14日付「她迎双11吃3周泡面进医院,被骂活该」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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