【海外発！Breaking News】氷の張った池に落ちた愛犬を救おうとした飼い主が溺死（米）

このほど米ミシガン州から、普段行き慣れた公園へ愛犬の散歩に出かけた女性が、氷の張った池に落ちた犬を救助しようとして自らも池に落ち溺死するという悲劇のニュースが飛び込んできた。『PEOPLE.com』『WWMT』などが伝えている。

ミシガン州ワイオミングに住む3児の母トレイシー・キャッシュマンさん（38歳）は12月8日の午後8時半頃、ゴールデンドゥードル（プードルとゴールデンレトリーバーのミックス犬）の“ローラ”を連れて、普段よく行く近くの公園「バッジュ・パーク」へ散歩に出かけた。

しかし、およそ30分後に戻ってきたのはずぶ濡れになったローラだけだった。リードもなく、トレイシーさんもいない状態で家に帰ってきたローラを見て、家族はすぐに公園があるエリアに向かい、トレイシーさんを探した。しかし見つからず、警察に通報。ワイオミング消防署と警察が公園を捜索した結果、午前12時半頃に氷の張った池からトレイシーさんを発見した。すぐに救助にあたるも、既にトレイシーさんは死亡していた。

警察では、ローラが池に落ちたのを見たトレイシーさんが、ローラを救助しようとして誤って池に落ちてしまったとみている。トレイシーさんの母ロンダ・ムーアさんは、その後のメディアの取材で涙ながらにこのように語った。

「娘はきっとすぐに散歩を終えて帰ってくるつもりだったのでしょう。薄手のジャケットを着て出て行っていたし、携帯電話も家に置いてありました。散歩の途中で犬のリードを離したら、犬が氷の張った池に走って行ったと思います。娘は普段氷の張っている場所には決して近付かないのですが、犬が池に落ちたのを見て、すぐに助けようとしたのでしょう。自分の犬だったからというのではなく、娘は他人の犬であっても子供であっても、直感で助けなければ、と思い行動する子なんです。」

3児の母だったトレイシーさんは、ゴッドフリー＝リー地区公立学校の交通管理サービスの管理補佐業務をしていた。この悲劇を知った学校側は、Facebookにトレイシーさんの死を追悼するメッセージを投稿した。

画像は『Pattiejean Dickson　2018年12月10日付Facebook「My heart is so broken i love you Tracy Cashman」』『Tracy Cashman　2017年11月12日付Facebook』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）