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【海外発!Breaking News】ファーストクラス席の男性、病を抱えた母子に座席を譲り自身はエコノミー席へ(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2018年12月13日 21時40分

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幼い子供を連れてのフライトは容易ではないだろう。このほど、米フロリダ州の母親が生後11か月の女児を連れて別の州へ向かおうとしていたところ、乗り込んだ機内で見知らぬ男性に思ってもいない親切を受けた。『Inside Edition』『FOX 29』などが伝えている。

フロリダ州オーランドに暮らす双子の母ケルシー・ズウィックさんは12月6日の夜、慢性肺疾患を抱える生後11か月の娘ルーシーちゃんをペンシルベニア州フィラデルフィアにある「Children’s Hospital of Philadelphia(フィラデルフィア子供病院)」へ治療に連れて行くため、アメリカン航空588便に乗り込んだ。

双子は予定日より11週早く生まれたことから、ひとりは86日間、ルーシーちゃんは100日間をNICU(新生児集中治療室)で過ごさなければならなかった。この1年は双子たちにとって、ケルシーさんたち親にとってもハードなものだったという。病を抱えるルーシーちゃんを連れて飛行機に乗り込むには多くの準備が必要であり、ケルシーさんはベビーカー、オムツの入ったバッグ、大きな酸素濃縮器などフライト中に必要な荷物を持ってエコノミー席に座った。

ケルシーさんが、周囲の乗客らに「もし、うるさくしてしまったらすみません」と伝えていた時、CA(客室乗務員)が近付きこう伝えた。

「ファーストクラスの男性が、あなたと娘さんに席を譲ると申し出て下さっていますよ。」

その言葉を聞いたケルシーさんは一瞬きょとんとし、CAの顔を見つめた。しかしCAに案内されファーストクラスへの通路を歩くうち、見知らぬ男性の温かい親切に涙が溢れ出た。ファーストクラスへやって来たケルシーさんは、ただひたすら男性にお礼を言ったが、男性は「どういたしまして」とだけ笑顔で答えエコノミーの座席に移っていった。その後、ケルシーさんは男性にもう一度きちんとお礼を言いたいと思ったが、男性は何も言わずに飛行機を降りてしまい、ケルシーさんは感謝の気持ちを十分に伝えることができなかった。

そこでケルシーさんは、男性に譲ってもらったファーストクラスの座席で酸素チューブを鼻に通しながらも笑顔を見せるルーシーちゃんを膝の上に乗せた写真をFacebookに投稿し、この出来事をシェアした。

「フライト中、どんな最悪なことが起こるかわからないと思っていたけれど、見知らぬ男性にとても親切にして頂きました。席を譲ってもらったことが嬉しいだけでなく、私と娘の姿を見てその大変さを理解してくれたことがとてもありがたかった。世の中には、あなたのようないい人もいるのだということを、是非ここでシェアさせてください。AA588便のシート2Dに座っていた男性へ。あなたの親切に深く感謝します。」

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