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【海外発!Breaking News】余命半年の11歳少年に、家族は「最後のクリスマスを素晴らしいものにしてあげたい」(英)

TechinsightJapan / 2018年12月15日 21時30分

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我が子が深刻な病と診断されただけでなく余命わずかという宣告を受けた時、親は心が切り裂かれるような思いになるに違いない。このほど、つい最近まで元気にしていた11歳少年が悪性の脳腫瘍で余命半年と診断されたニュースが『real fix』『Metro』などで伝えられた。少年の母親は、息子にとって最後になるであろうクリスマスを家族で素晴らしいものにしたいと涙ながらに語っている。

英スタッフォードシャー州南部ウォンボーンに住むリース・プロバート君(11歳)は、6週間ほど前までは健康で元気に過ごしていた。ところが、11月に祖父母がいる北アイルランドの旅行から帰ってきた後に異変が起こった。

母親のジェナさん(31歳)は、片足を引きずるようになり手が痛いと言い出したリース君を医師のもとに連れて行った。その後A&E(緊急外来)へ行くよう指示され、リース君は病院でレントゲン検査を含む腱の検査をいくつか受けた。しかし、その数週間後にジェナさんの近所に住む人が、リース君の話し方に異変を察知した。その人は過去に良性の脳腫瘍と診断され、リース君と似たような話し方になった経験があったことから最悪の事態に不安を覚えた。それを聞いたジェナさんも、ろれつが回らない状態になり始めた息子の状態を見てますます不安を募らせ、念のために111(非緊急通報番号)へ電話したところ、ウェスト・ミッドランズのダドリーにあるラッセルズ・ホール病院へ連れて行くよう指示された。

そこでは、医師らはリース君が脳卒中を起こしているのではと推測した。しかし12月1日、更なる検査を受けにバーミンガム子供病院へ行ったところ、医師らはスキャン検査でリース君の脳に異常があることを発見し、その2日後にジェナさんは思わぬ宣告を受けた。

リース君は、脳幹部内部に発生する小児腫瘍「びまん性正中グリオーマ(Diffuse Intrinsic Pontine Glioma 以下DIPG)」を患っていた。医師から、通常の余命が6~12か月と告げられたジェナさんは愕然とした。

「がん専門医からその宣告を受けた時、卒倒しました。心が八つ裂きにされたように感じました。息子が脳卒中かもしれないと言われただけでも恐怖なのに、悪性の脳腫瘍なんて…。どうか間違いであったほしいとどれだけ祈ったことか。病のことを聞いて私は息ができなくなり、『嘘、嘘、嘘!!』と叫びました。どの母親にとっても、我が子が余命わずかなどと告げられることは人生で最悪の出来事でしょう。それを私に告げた女医でさえも目に涙をためていました。」

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