【海外発！Breaking News】空港の手荷物検査場で現金100万円が盗まれる（伊）＜動画あり＞

あらゆる場所に設置されているであろう空港のCCTV（防犯カメラ）を無視して犯行を行う犯罪者は存在する。このほどイタリアのローマの空港のセキュリティチェックエリアで、ある旅行者が別の旅行者の現金を盗むという事態が発生した。『Metro』などが伝えている。

12月8日、ローマのフィウミチーノ空港のセキュリティチェックエリアで、旅行者の男が別の旅行者の所有物をトレイから盗む犯行の様子がCCTV（防犯カメラ）に捉えられた。

窃盗犯の男は、被害者となるパキスタン人男性のちょうど後ろに並んでセキュリティチェックを待っていた。パキスタン人男性は、横にあるベルトコンベアに乗せられた黄色のトレイに現金が入った封筒を2つ入れ、金属探知機を通り抜けようとした。ところが職員に呼び止められ、時間がかかってしまった。その間、男性の後ろにいた男がトレイにバッグやコートを入れ、別の金属探知機を問題なく通り抜けた。

男はパキスタン人男性よりも早くトレイの場所へとやってきて、自分の荷物が流れてくるのを待っていた。しかしその時、トレイに入った封筒2つに気付いた。男はさりげなく辺りを見回すと、封筒ごとトレイから取り自分のポケットへ入れた。そして別のトレイに預けていた自分のベルトを掴み、上着を肩にかけるとバッグを持ってその場から立ち去ったのだ。

8,000ユーロ（約102万円）もの現金が無くなったと知った被害者の男性は、パニックになった。警察によると、この男性は病気の身内の医療費としてそのお金を使う予定だったという。しかし幸いにも、窃盗犯の男はロシア行きの飛行機に搭乗していたところを逮捕された。トイレに設置されたCCTVは、男がトイレットペーパーホルダーの中に盗んだ現金を隠し入れる姿も捉えていた。男は、またローマに戻ってきた時にここから金を取ろうと思ったと話しており、懲役1年が言い渡された。

このニュースを知った人からは、「だからトレイに、貴重品を入れるのは好きじゃないんだ」「でも犯人が捕まってよかった」「しかし空港はトイレにもCCTVが設置してあるんだな。なんか嫌だな…」「いやいや、トイレにこそ必要でしょう。犯罪者たちはセキュリティチェックの前に薬物なんかの密輸品をトイレで隠すんだから」「CCTVの多い空港で盗みをしようと思うのが間違っている」といった声があがっている。



画像は『Metro　2018年12月18日付「Passenger caught stealing ￡7,000 in cash from airport security tray」（Picture: Polizia di Stato）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）