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【海外発!Breaking News】電車内で刺殺事件 14歳息子の目の前で父親死亡(英) 

TechinsightJapan / 2019年1月10日 10時13分

【海外発!Breaking News】電車内で刺殺事件 14歳息子の目の前で父親死亡(英) 

ナイフ犯罪が多発するイギリスで、52歳の誕生日目前だった男性が些細な口論がもとで刺殺される悲劇が起こった。電車内で父親が刺されるまで時間にしてわずか3~4分とされているが、いったい何が起こったのか。容疑者は逮捕されたが、現在も警察による捜査が続けられている。『BBC News』『The Sun』などが伝えた。

サリー州ギルフォードに住むリー・ポメロイさん(51歳)は1月4日、1人息子(14歳)と一緒にロンドン市内に日帰りで出かけようと、午後12時58分に最寄りのロンドン・ロード駅からロンドン・ウォータールー駅行きのサウスウェスト・トレインズに乗り込んだ。

この時、ダレン・シェイン・ペンシル(35歳)と偶然にもぶつかってしまったようだ。目撃者によると、リーさんとダレンは口論になり、2人は別の車両に移動した。その間わずか3~4分だったという。しかし口論はエスカレート。ダレンは持っていたナイフでリーさんの喉や腹部を全9か所刺し、午後13時7分にクランドン駅に到着すると、ダレンは電車を降りて逃走した。

刺されたリーさんを見た乗客らは騒然となり、事件を知った鉄道職員は次の停車駅だったホースレイ駅で電車を停めた。ホースレイ駅のホームに運び込まれた血まみれのリーさんのそばには、呆然とした様子で警察の到着を待っている息子の姿があったという。やがて鉄道警察や救急隊員らが到着しリーさんにCPR(心肺蘇生法)を試みたが、死亡が確認された。

サリー州警察ショーン・オーカラハン副本部長は、メディアの取材で「行き過ぎた暴力を正当化する理由などどこにもない」とナイフ犯罪を糾弾。この殺人事件に40人以上の鉄道警察職員やサリー州警察が合同で捜査を開始した。そして複数の目撃者や監視カメラの映像によりダレンの居場所が特定され、翌5日の午前6時頃にファーンハムのアパートにいたダレンを殺人と凶器所持の容疑で逮捕、また逃走を車で助けたダレンのパートナーで1児の母チェルシー・ミッチェル(27歳)も幇助行為容疑で逮捕した。

事件の翌5日は、リーさんの52歳の誕生日だった。リーさんの身内はメディアでこのように声明文を発表した。

「リーは家族に尽くす献身的な父親でした。尊敬すべき人物で、いつも困っている人を助ける心を持っていました。今日は52歳の誕生日を迎えるはずでしたが、プレゼントを開けることもなく逝ってしまいました。彼は歴史や芸術にも詳しく、音楽を愛し、正直で、数学で学士を取得していたほど賢明な人でした。」

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