【海外発!Breaking News】ボランティア消防士「退屈だったから」と民家に放火(米)
TechinsightJapan / 2019年1月9日 21時0分
自宅からほど近い民家に放火した男は、地元の消防署でボランティア消防士として活動していた人物だった。昨年12月に米ペンシルベニア州で起こった事件を『abc13 News』『KXXV』などが伝えている。
米ペンシルベニア州マンホールで昨年12月、地元消防署でボランティア消防士として活動していた男が2軒の民家に放火するという事件が発生した。
12月10日の午前3時前、自宅リビングのソファーで眠っていた住民女性は突然濃い煙と炎があがっていることに気付いて目を覚まし、通報した。駆けつけた警察と消防署が女性に話を聞いていた時、別の住民男性も「1週間前にウチも玄関先に火をつけられた」と明かし、警察は2件の火災を意図的な放火事件として捜査を開始した。
放火があった地域の監視カメラを見た捜査員らは、容疑者らしき男の姿を確認した。男はボランティア消防士のライアン・ラーブハム(19歳)で、12月3日と10日に自宅からさほど離れていない民家の玄関先に放火した後、何食わぬ顔で消防署に出入りしていたことが分かった。
警察の調べに対し、ライアンは「10日は自宅でずっとビデオゲームをしていた」と供述。しかし捜査員が、監視カメラの映像の件を持ち出すと「ガールフレンドに会いに行くために家を出た」と話を変えたが、ついに2軒の民家の放火を認めた。ライアンは12月3日にはペーパータオルを使用し、10日にはガソリンを使って放火したと打ち明け、放火の理由について「退屈だったから」と話したという。ライアンは設定された20万ドル(約2,200万円)の保釈金を支払えずに、郡刑務所に勾留された。
今年1月2日、マンホールにある地方裁判所に出廷したライアンは、メディア陣には顔を向けず終始無言で歩き去った。後に判決が下されることになるライアンについて、弁護人は「彼はまだ若く将来がある。起訴に対して怯えている様子だった」と述べている。放火では幸いにも怪我人は出なかったが、5件の放火罪、2件の器物損壊罪、2件の大惨事のリスクを引き起こした罪で逮捕・起訴されたライアンには、今後の消防士としての活動を永久的に停止する処分が下された。
画像は『abc13 News 2019年1月3日付「Pennsylvania volunteer firefighter accused of setting homes on fire because he was bored」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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