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【海外発!Breaking News】病抱える1歳男児のチューブに漂白剤 殺害を試みた母(豪)

TechinsightJapan / 2019年1月15日 14時40分

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このほどオーストラリアのパースで、生まれた時から病院を行き来する生活を送らねばならない我が子に、更なる苦しみを与えた母親が逮捕された。母親は息子に装着されていたチューブに漂白剤を流し込み、意図的に殺害を試みたとされている。『9News』『PerthNow』などが伝えた。

オーストラリアのパースに住むブルック・エヴェリン・ルーカス(26歳)は1月11日、13か月になる息子ウィリアム君を意図的に殺害しようとした罪および人命を危険に晒した罪で逮捕された。

2017年11月に予定日より14週早く誕生したウィリアム君は、生後10週で稀な先天性かつ複合的疾患の「ピエールロバン症候群」と診断された。チューブを通してしか食事や呼吸をすることが困難なこの病には24時間のケアが必要とされ、ウィリアム君は生まれてから頻繁に病院を行き来する生活を送っていた。

ウィリアム君が1歳になる前にクラウドファンディングサイトでアカウントを設置したブルックは、「病院から1時間も離れた場所に住んでいるため、車のガソリン代や駐車料金、病院での食事代など色々お金がかかる上に、息子には特別な治療器具が必要なので長期にわたり寄付を呼びかけたい。どんな金額でも感謝する。1歳の誕生日には息子を家に連れて帰れるように願っている」と綴り、寄付を呼びかけていた。アカウントの目標金額は1万豪ドル(約78万円)に設定されており、4か月間で2,395豪ドル(約18万7千円)が集まっていたようだ。

また、ブルックはFacebookにもウィリアム君の様子を何度か投稿しており、昨年12月24日の投稿では「12月21日、22日と息子の具合がかなり悪く、涙が出る思いだった。病院では気管支炎と診断されたけれど、息子はなんとか回復して退院でき、クリスマスを自宅で過ごすことができるようになった。まさにクリスマスの奇跡」と綴っていた。

ところがその投稿からわずか5日後の29日、ウィリアム君は再びパース子供病院へ搬送された。その2日後の31日、ブルックは再びFacebookでウィリアム君の写真とともに「また病院に戻ってきた。年末は病院で過ごすことになった。100%元気じゃない息子が本当にかわいそう」と投稿していた。しかしこのウィリアム君の入院は、ブルック自身が引き起こしたものであることが判明した。

ブルックは、12月29日にウィリアム君が装着していたチューブに漂白剤を流し込み、意図的に殺害を試みた。幸いにもウィリアム君は一命を取り留め、既に退院したと地元メディアは報じている。なぜ、このような犯行に至ったかについては今後の裁判で明らかになっていくだろう。現在、ブルックは拘留中とのことだ。

画像は『9News 2019年1月12日付「Chronically ill baby ‘poisoned with bleach’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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