1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】我が子を餓死させた両親 食事を与えず自らはステーキを食す(米)

TechinsightJapan / 2019年1月19日 15時0分

写真

裁判所の判事も「理解を超えている」と口にするほど、悲しく残酷な行為が1軒の家で行われていた。このほど米イリノイ州で、2017年11月に6歳男児を餓死させたとして逮捕されていた実父と継母の判決が下ったことを『NBC Chicago』『The Sun』などが伝えている。

イリノイ州ジャージービルで、2017年11月にひとりの男児がわずか6年の生涯を閉じた。

リアム・ロバーツ君は、態度が悪いという理由で実父マイケル・ロバーツと継母ジョージーナ・ロバーツから罰として食べ物を与えてもらえない生活を強いられていた。リアム君が空腹を抱える傍らで、ジョージーナは自分の3人の子供たちにはチキンフィンガーやフライを与え、マイケルと2人でステーキを頬張っていたという。実子3人と継子2人を抱えていたジョージーナは、リアム君だけでなくリアム君の実兄にも食事を与えていなかったようだ。

リアム君が学校に登校していた間、貪るように食べ物を口にしていた姿を学校関係者は目撃していた。ジャージービル警察のスコット・ウォールフェル警官は、「リアム君は学校内の床に落ちている食べ物まで食べていた」と話している。事実、家庭内で激しい虐待を受けていたリアム君がまともに食事をしたのは、亡くなる1年前だったそうだ。

そしてリアム君は2017年11月のある日、ついに力尽きた。この日、ジョージーナはリアム君の様子に異変を感じたのか仕事に出ていたマイケルに電話をしている。警察が調べた記録では、ジョージーナと対話するマイケルは「息子は息をしているのか」と尋ねていることが明らかになっている。しかしジョージーナはすぐに対応せず、リアム君をソファーに放置したまま他の子供たちを学校に迎えに行くため車で外出した。その後、リアム君は病院へ搬送されたが死亡が確認された。検死の結果、リアム君は極度の栄養失調に陥っていたことが判明した。死亡時、リアム君の体重は6歳男児の平均体重の3分の1ほどの7.7kgしかなかった。またその際にリアム君が着せられていた上着は、生後12か月の赤ちゃん用のものだったと警察が発表している。

逮捕されたマイケルとジョージーナは、2件の子供を危険に晒した罪で起訴されたが、後に第一級殺人罪に切り替わった。取り調べでマイケルは、警察に「ジョージーナに隠れてリアムに食べ物を与えたこともあったが、バレたら口論になった」と供述したという。

今年1月16日にジャージー郡裁判所で行われた裁判で、マイケルは懲役25年、ジョージーナには懲役20年が科せられた。ジョージーナは深刻な精神疾患を抱えていたために、そうした行動に及んだとみられており、マイケルよりも刑期が軽減された。法廷でマイケルは「自分の行いを反省している。リアムは私にとって特別な息子だった。しかし息子への必要なケアを怠り、自分が臆病だったばかりに息子を守ってやれず死なせてしまった」と述べた。一方でジョージーナは「心が塞ぐ思い。一生立ち直れない。リアムにしたことを本当に申し訳なく思う」と口にした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください