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【海外発!Breaking News】香港のバス運転手、中国本土からと思われる女性乗客から暴行を受ける<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年1月22日 17時2分

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中国で昨年10月、乗客の女性と運転手が走行中に殴り合いの喧嘩となったことで橋から転落するという大事故が発生していた。その後も国民の間では乗客のマナーについて問われ続けているものの、一向に状況は変わっていないようだ。このほど香港で、乗客の女性にバス運転手が暴行を振るわれるという事件が起きた。『South China Morning Post』などが伝えている。

今月15日の夜、香港・ランタオ島の複合開発地域「ディスカバリー・ベイ」で46歳のバス運転手が香港語(広東語)ではなく中国語(北京語)を話す女性2人から、罵声を浴びせられながら髪を引っ張りまわされ、何度も平手打ちをされるなどの暴行を受けた。

その様子は目撃した人達によって動画に収められ、SNS上で大きな議論を呼んだ。動画にはバスの乗降口の外で運転手に詰め寄り、髪の毛を鷲掴みする女性の姿が捉えられている。途中で他の男性が止めに入ったものの、女性2人の勢いが止まることはなかった。

らちが明かなかったのか、2人のうち一方の女性が警察に通報した。警察官が到着した時、通報した女性はその場を去っていたとのことだ。現場に残った女性と運転手は、これ以上問題を大きくするつもりは無いとのことで決着をみた。

今回の騒ぎに至った経緯は、中国本土から来たと思われる女性2人と少女が地下鉄MTRの欣澳駅(Sunny Bay)からバスに乗車する際、あまりにも時間がかかったために運転手が注意したことに端を発したとみられている。その後バスが走行してもお互いに口論が続いていたようだ。

そして運転手がブレーキをかけた際に3人の荷物が倒れ、少女が転んでしまった。このことが更に女性2人を苛立たせたようだ。

この問題は、お互いが被害届けや起訴するなどの事態には発展しなかった。しかし動画を見た地元の民主党議員である鄺俊宇(ロイ・クン)氏は、女性2人による運転手への蛮行を許すことができず、警察に暴行を加えた女性を捜査するよう依頼するとともに、次のような手紙を送った。

「バスの運転手にとっては走行中、運転に集中することが非常に重要なのです。自宅に帰る、または仕事に向かう乗客のため一生懸命に働いているのです。」

「もし、乗客が気分の悪い思いをしたとしても、運転手に暴力や暴言を吐いたりするなどもってのほかです。今回の女性達の失礼な態度は社会が受け入れないでしょう。」

これにより騒動が起きた2日後の17日の朝に警察官は3人が宿泊していた「オーベルジュ・ディスカバリー・ベイ・ホテル」へ捜査に訪れたが、既にチェックアウトした後だった。しかし警察では、別のルートで捜査を続けているという。

今回、暴行を受けた運転手のバス会社は「当時、運転手と乗客に関する問題の詳細は警察には報告されていなかった」と話している。しかし同社はバス車内搭載のカメラとオンラインで拡散されている動画を見直した後、警察に調査依頼をしたとのことだ。



画像は『巴士台 HK Bus Channel 2019年1月16日付Facebook「16/1 愉景灣昨日發生一宗乘客襲擊車長事件。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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