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【海外発!Breaking News】多毛症の13歳少年 いじめに負けず、将来は「警察官になりたい」(印)<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年2月12日 15時50分

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世の中には稀な病が存在する。奇病として知られる様々な疾患を抱える人たちは、その見た目が異なることで周りから心無い声を浴びせられたり避けられたりすると、心に深い傷を負うこともあるだろう。このほどインドで、そんな奇病のひとつとされる多毛症で生まれた少年のニュースを『Barcroft TV』『The Sun』などが伝えた。

マディア・プラデーシュ州ラトラムに住むラリット・パティダール君(13歳)は、体の各所や顔が異常に多量の毛で覆われている。この稀な病は多毛症と呼ばれ、生まれつきのものと後天的に発症する場合があるが、ラリット君は先天的多毛症で生まれた。

一家総勢14人の面倒を見ているラリット君の母親パルバティバイさん(Parvatibai 42歳)は、ラリット君が生まれた時のことをこのように振り返った。

「私たち夫婦には娘が5人いたので、男の子を授かりたいと思い、いろんな寺で祈っていたら願いが叶えられたのです。でも息子が生まれて30分後にその姿を見た時、全身が毛で覆われていたので驚きました。地元の小児科医にすぐに診てもらったのですが、医師は『心配することはない』と息子の毛を剃っただけでした。」

また、セロリとガーリックを栽培する農夫でラリット君の父親バンカトラルさん(Bankatlal 45歳)は、次のように話している。

「息子が2歳の時、グジャラート州ヴァドーダラーにある大きな病院に診察に連れて行き、医師に診察してもらったのですが、治療法はないと言われました。ホルモン分泌が変わる15~16歳頃になれば、また症状に変化がみられるかもしれないということですが、もし変化がなければ手術という選択肢も可能になるかもしれません。」

ラリット君の体毛は、最大5cmまで伸びるという。生まれた時からゆえにこの症状には慣れているものの、過度の体毛は呼吸にも影響を及ぼし、毛が伸びると目や口の中に入ったりと様々な不便を生じさせるとラリット君は明かす。そしてやはりその人目を引く容姿が原因で見知らぬ人から冷たい視線を浴びたり、いじめられたりすることがあるようだ。

「混雑した街に出ると、周りに知らない人が寄ってきてジロジロ見たりするんだ。中には『サル』と呼んで石を投げてくる子たちもいる。でも、家族や友達がいつも僕を守ってくれているんだ。そりゃ、時々他の子みたいに普通の姿だったら…とか、手術でこの毛を取ることができたらと思うけど、どうにもならないし。僕と遊ぶのを躊躇う子がいたりすると、僕はみんなと仲良くしたいのにって思うんだ。」

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