1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】育児放棄を続ける母親へ、9歳娘の悲痛な手紙「ママお願い。私と弟のそばにいて」(英)

TechinsightJapan / 2019年2月28日 10時29分

【海外発!Breaking News】育児放棄を続ける母親へ、9歳娘の悲痛な手紙「ママお願い。私と弟のそばにいて」(英)

帰ってこない母親を幼い弟とともにひたすら待ち続ける少女は、どれほど心細い思いをしたことだろうか。このほど幼い子供2人を度々放置したとして育児放棄の罪で逮捕された母親の裁判が、英ウェスト・ヨークシャーで行われた。『Yorkshire Evening Post』『Metro』などが伝えている。

ウェスト・ヨークシャーのリーズ刑事法院で、ある母親の裁判が行われた。母親の名は子供の身元保護のため明らかにはされていないが、法廷では母親の子供2人への育児放棄が糾弾されるともに、帰らぬ母を待ちながら9歳娘が綴っていた手紙の内容が読み上げられ、繰り返し放置され続けた子供の悲痛な心情が明らかになった。

検察官によると、1年半前まで献身的に子育てをしていた母親は子供2人の父親と別れて以降、育児放棄をするようになったそうだ。昨年11月2日、母親は9歳娘に「あんたを試すからね」と言い残し家を出たという。鍵をかけられ閉じ込められた少女と2歳の弟が起きた時、既に母親の姿はなく固定電話や携帯電話もない家の中で子供らは母親との接触を一切絶たれた状態になってしまった。

そんな中、9歳少女は幼い弟のオムツを替えて食事を与え、一緒に遊んでいたようだが、少女の心には心細さが募っていった。少女は母親へ向けて次のような手紙を綴り、必死に寂しさを訴えていた。

「ママがいなくて寂しい。ママ、どこにいるの?」
「私も弟も一晩中泣いていたんだよ。すごく心配してるよ。戻ってきたら起こしてね。ありがとう、ママ。」
「ママ、私たちと一緒にベッドで眠って。」
「ママ、私たちはママのことが大好きだよ。おうちに戻ってきて、私たちのそばにいて。」

やがて紙がなくなると、少女は母親の口紅でキッチンテーブルにメッセージを書き続けた。しかし母親は、その後2日間も子供たちのもとへ戻ってくることはなかった。そこで少女は窓に乗り出し、近隣住民に助けを求めた。通報を受けて駆けつけた警察官が少女の家に入ろうとすると、少女は怖がったものの「ママは金曜にTESCO(テスコ)に行って帰ってこないの。ママに会いたい」と訴えたという。

警察官らが家に入ると部屋は荒れた状態で、寝室は床が見えないほど散らかっていた。後の捜索で自宅から4.8kmほど離れた家にいたことが発覚した母親は、育児放棄の容疑で逮捕された。この時、母親は「ベビーシッターを頼んでいたが、携帯電話に残高がなく子供たちのことを確認できなかった」と供述。子供たちは一旦母親から引き離されたが、11月23日には再び母親のもとへ戻された。しかしソーシャルサービスが介入後も、事態は変わらなかったと検察官は語っている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください