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【海外発!Breaking News】ネットで知り合った女に、第3子を3万円で売った母親(露)

TechinsightJapan / 2019年3月3日 19時17分

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ロシアでは子供の人身売買が闇取引で行われており、犯人の逮捕に至ってもそれは氷山の一角にしか過ぎないと言われている。このほど、再びそうした悲しい犯罪が起こったことを『Mirror』などが報じた。

イリーナ・ヴォルコヴァ(29歳)は元夫との間にもうけた子が2人いるが、第3子を妊娠するもその子を育てるつもりはなかった。そこでネット上で知り合った既婚者で子供ができないアナ(23歳)という女に、日本円にして3万円で生まれてくる我が子を売ることに決めた。

イリーナは自宅のあるペンザからアナの住むサンクトペテルブルグへ出向き、アナから身分証明となるパスポートを受け取ってサンクトペテルブルグにある産婦人科でアナのパスポートを病院側に提示し、アナと偽って男児を出産した。しかし病院側はイリーナの顔がパスポート写真と異なることに気付き、警察に通報。出産翌日、生まれたばかりの我が子を置いて病院を出たイリーナからパスポートを返してもらったアナは、それを持って実母を装い病院へ子供を受け取りにやって来たところ、警察に逮捕された。この件を捜査しているロシア捜査委員会のウラデミール・ツルカヌ氏(Vladimir Tsurkanu)は、次のように話している。

「ロシアでは、このように新生児の人身売買が闇取引されるという犯罪が至る所で起こっており、この件はほんの氷山の一角といえるでしょう。女たちは病院側を騙し、他人の書類を使って出産し、法的な養子縁組を行わずに子供を売り買いするのです。こうした深刻な犯罪を阻止しようと警察は尽力していますが、人身売買に巻き込まれた子供たちが臓器売買や性犯罪に利用されるというケースも後を絶ちません。」

息子を売った罪を認めているイリーナは反省した様子を見せているとのことだが、アナ同様に未成年者に対する人身売買容疑で現在も拘留中であり、有罪となれば互いに最大10年の懲役刑が下される可能性があるという。今回あやうく犯罪の被害者になるところだった男児は、正式な手続きをして養子に出されることになるようだ。

なおロシアでは昨年9月にも、生活苦に耐えられず生後9日目になる娘をわずか5,000円で売ろうとした20代の母親が、買い手となった女とともに人身売買容疑で逮捕されていた。

画像は『Mirror 2019年3月1日付「Mum ‘sold newborn baby for £205 to childless woman she met online’」(Image: Komsomolskaya Pravda / east2west news)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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