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【海外発!Breaking News】自撮り目的で防護壁に登りジャガーに襲われた女性、動物園に「安全策の考慮を」と発言(米)

TechinsightJapan / 2019年3月15日 14時30分

【海外発!Breaking News】自撮り目的で防護壁に登りジャガーに襲われた女性、動物園に「安全策の考慮を」と発言(米)

動物園には、見物客が安全に動物を見学するために柵や壁などが設けられている。しかしそれを乗り越えてジャガーと自撮りをしようとした女性が、ジャガーに襲われるという出来事が米アリゾナ州で起こった。『CNN』『Today』『CBS News』などが伝えている。

3月9日(土)の夜、アリゾナ州リッチフィールド・パークにある動物園「Wildlife World Zoo(ワイルドライフ・ワールド・ズー)」 を訪れていたレアンさんは、ジャガーが展示されているフェンス前にある高さ1メートル弱のコンクリートの防護壁をよじ登り、自撮りをしようとした。

防護壁とフェンスの距離は約1.2メートルほどだったが、防護壁を乗り越えていたとされるレアンさんは、フェンスの隙間からジャガーに腕を捕らえられた。当時、レアンさんのそばに園内スタッフはいなかったが、多くの見物客がおり、そのひとりで家族と一緒に園へ来ていたアダム・ウィルカーソンさんは当時の状況をこのように話している。

「ジャガーの前脚はフェンスから出た状態で、女性の腕に爪を深く立てていました。女性はもう片方の腕でジャガーに捕えられたほうの腕を掴んで、ひたすら叫び続けていました。私の母が水のペットボトルをフェンス内に投げると、ジャガーがそのペットボトルを口にくわえたので、その隙に女性を引き離しました。女性はその後、地面に倒れ込んで叫んでいました。」

女性は園による911通報で駆けつけた救急隊により病院へ搬送され、縫合治療を受けた後、翌日に退院した。手首と上腕あたりに深いひっかき傷を受けたものの、完全に回復する予定とのことだ。女性がジャガーに襲われた時の様子は、周りにいた見物客の携帯電話によって撮影されソーシャルメディアに投稿されると、瞬く間に拡散した。動画を見た人々からは、ジャガーの安楽死を心配する声も多数あがったが、園側は事故をTwitterで報告した後、再びこのようにツイートした。

「女性を襲ったメスのジャガーは、安楽死にはなりません。ジャガーは野生動物です。だからこそ、お客様を安全に守るために防護壁があるのです。人間が勝手に防護壁を乗り越えた時には、問題が起こっても野生動物の責任にはなりません。とはいえ、怪我をされた女性や彼女の家族には同情します。」

事故以降、このジャガーは展示されていない。レアンさんは事故翌日、園を訪れて自分の行為を謝罪した。園側もレアンさんの非を認めた。しかし米メディアの取材で、レアンさんは「私は、防護壁に寄りかかっていただけ」と主張し、目撃者が言うように「完全に防護壁を乗り越えていた」行為を一切認めなかった。更に、園に対してこのように要求した。

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