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【海外発!Breaking News】肥満警官ら過酷な減量キャンプに参加 60kgの減量成功者も(タイ)

TechinsightJapan / 2019年3月17日 13時0分

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日本の警察が全国規模で行っているプログラムといえば、サイバー犯罪を含む重要犯罪等の検挙活動の強化、交通事故防止対策活動や大規模災害に備えた諸対策の推進などが例として挙げられるだろう。しかし、ところ変わればその内容もガラリと変わるようだ。このほどタイで、やや風変わりな「全国的規模のプログラム」が実施された。『Oddity Central』『Khaosod English』などが伝えている。

タイの警察で先月末、全国的規模のユニークな試験的プログラムが実施された。「Belly Destruction」と命名した肥満警官を対象とする集中ワークアウトプログラムは、ナコーンラーシャシーマー県のパクチョン地区内にあるブートキャンプ施設「Central Police Training Center(セントラルポリス トレーニングセンター)」で行われ、警官総勢200人が減量を目指して毎日厳しいエクササイズに挑んだ。

2週間の試験的プログラムとして行われたこのブートキャンプには、普段カロリーの高い食事をしていたり食べすぎの“肥満警官”が送り込まれ、彼らにはバイクエクササイズや腹筋など厳しい運動が課せられた。参加者の警官は全員が丸坊主にしておりやる気がうかがえるが、裸になった上半身は弛んだお腹が突き出ており、暑い屋外での腹筋運動にも一苦労の様子だ。減量目的ゆえ、このプログラムでは運動の他にもできるだけ余分な贅肉を落とすようにと、豊富なタンパク質を摂取するなど食事調整が行われたという。また、参加者には記録を明確にするために、参加前と参加後の体重が記録されたIDカードも手渡された。

このプログラムの栄養管理者となったソーンペェッ・カンタラーク巡査部長(Sornpetch Chantarak)は、「警官が肥満になると多くの問題が発生します。仕事が遅ければ動きも遅いし、犯人を追いかけなければならない時でももたついて転びそうになるといった状態です。犯人を捕らえねばならない職務ゆえ、巧みかつ迅速に行動を起こさなければなりません。肥満などもってのほかです。それに肥満になってしまった警官には、事務処理しか委託されませんからね」と話している。



なお、この試験的プログラムは今月初めに終了となった。結果として、200kgほどの体重だった警官が最大60kgもの減量に成功したり、体重80kgほどの警官が60kgまで痩せたりとかなりの成功率を収めたことから、当局では今後もこのプログラムを無期限で実施し、定期的に各警察署から2~3人の肥満警官をブートキャンプに送り込むことを検討しているそうだ。

Facebookアカウント「@lovepolice2」で3月11日、肥満警官のエクササイズ姿の写真が投稿されるとたちまち注目を浴び、ユーザーからは「減量はいいことだよ。いつも大きなビール腹の警官のパトロール姿を目にしていたけど、『あんなに肥満でどうやって犯人を追いかけられるんだろう』と思ってた」「なんでタイの警官はこんなに肥満なんだ!?」「職務云々よりも、痩せた方が自分の健康のためにもいいしね」といった声があがっている。

画像は『แจ้งข่าวการเปิดสอบ นายสิบตำรวจ 2019年3月11日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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