【海外発!Breaking News】オーバーブッキングで15歳娘を降機させた米スピリット航空に母親が訴訟起こす

TechinsightJapan / 2019年3月25日 17時31分

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余分なコストをかけない限り、家族と離れた座席に座らされることも往々にしてある格安航空会社。このほど昨年4月に起こった出来事について、米ミシガン州の母親が米格安航空会社「スピリット航空」に対し訴訟を起こしたことが『ABC15 Arizona』『WXYZ-TV』などで報じられた。スピリット航空側のオーバーブッキングが原因で、15歳少女が離れた座席に座っていた母親の知らない間に降機させられていたのだ。

ミシガン州に住む2児の母ステイシー・ジョルダーノさんは2018年4月9日、息子と15歳の娘を連れてフロリダ州フォートローダーデールからミシガン州デトロイトへの帰路につこうとしていた。

フロリダ州タンパで乗り換えをしなければならなかった一家は、スピリット航空の機内に乗り込んだ。ステイシーさんと息子は機内後方の座席に、15歳の娘は前方の座席に振り分けられ、母と娘は離れた場所に座っていた。

ところが離陸まで数分という時に、CA(客室乗務員)が15歳少女に降機を命じた。航空会社側のオーバーブッキングが原因で、他の乗客のために少女を降ろそうとしたのだ。少女はCAに「母が後方に座っている」と伝えようとしたが、CAはステイシーさんに知らせることもなく少女を飛行機から降ろした。

2時間40分のフライト中、娘が降機させられたことなど全く知らなかったステイシーさんは娘の姿がないことに気付き、パニックになった。少女はタンパの空港で3時間ほどひとりで取り残され、何時間か後のフライトでデトロイトに向かったというが、何の説明もされなかったステイシーさんは娘とともに激しい精神的苦痛を受けた。その後、スピリット航空は少女の分の航空券代を返金しエクストラマイルをオファーしたが、今回ステイシーさんは同航空会社に対して75,000ドル(約824万円)の損害賠償を請求する訴訟を起こした。一家の代理人となったジェリー・サーズウェル弁護士は、次のように話している。

「飛行機を降ろされた少女は携帯で伝えようとしましたが、母親の携帯がフライトモードになっていたためメッセージを受信することができませんでした。降機させられる前、少女はCAに『母親が後ろに座っているのに、なぜ私を降ろそうとするのか』と尋ねたようですが、CAは少女の言葉に耳も貸さず無理やり降ろし、『ここに座っていなさい。次のフライトに乗せるから』と言っただけで何の説明もしなかったのです。こんなふうに母親から子供を引き離すべきではありません。機内に娘がいないと知った母親は、パニックを起こし、極度の不安や恐怖、精神的苦痛を強いられ、これがトラウマとなってしまいました。」

なお、スピリット航空スポークスマンは「乗客の皆様の安全が当社の最優先事項です。この件については、現在係争中の訴訟であるためにコメントできません」と述べている。

このニュースを知った人からは「常識で考えても子供だけを降ろすという対応に言い訳は通じないわ。ひとりで放置されて何が起こるかわからないし、お腹が空いてもお金だって持っていなかったかもしれないでしょ。許し難いことよ」「エクストラマイルをオファーっていうところに笑えた。こんな目に遭わされた乗客が、この航空会社をもう一度利用しようとは絶対思わないだろう」「親の許可なしに15歳の子を勝手に機内から出す行為は、もはや誘拐といってもいいのでは」「なぜ、他の乗客を優先して子供を降ろさなければならなかったわけ? 後にわかった乗客を次のフライトに乗せるべきだったと思う」「私もスピリット航空に妻と引き離されて24時間後のフライトに乗せられたよ」「この航空会社って評判悪いよね」といった声があがっている。

画像は『ABC15 Arizona 2019年3月22日付「Michigan mom suing Spirit Airlines, says daughter was removed from flight without her knowledge」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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