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【海外発!Breaking News】高架道路を走行中のドライバーが転落死 飲酒運転での死亡者数が毎年2700人を超える台湾

TechinsightJapan / 2019年3月27日 13時32分

【海外発!Breaking News】高架道路を走行中のドライバーが転落死 飲酒運転での死亡者数が毎年2700人を超える台湾

台湾・新北市で24日の午前7時頃、自動車専用の高架道路を走行していた乗用車がガードレールを越えて転落する事故が起きた。車は20メートル下に転落し、運転手の男性が死亡した。警察の調べによれば、男性の血中アルコール濃度は1.2mg/mLだった。『蘋果日報』『聯合新聞網』などが伝えている。

転落死したのは、車を運転していた36歳の男性。恋人の女性を仕事先まで送り届けた後に事故を起こした。道路に設置された監視カメラの映像によれば、車は堤外公園の上方に差しかかったあたりで蛇行し始め、2台の車の間を猛スピードですり抜けた後、横滑りの状態で車道分離帯にぶつかって浮き上がり、その勢いで1メートルの高さのガードレールを越えて20メートル下に転落した。

駆けつけた消防隊員らによって男性は車内から救出されたが、搬送中に心肺停止状態に陥り、その後病院で死亡が確認された。

恋人の女性の話では、事故前夜に外で食事をした際に酒を飲んだものの夜8時には自宅に帰宅しており、事故当日の朝に家を出た時も変わった様子はなかったという。また男性の知人によれば、彼は普段から酒を飲む習慣があり、アルコールには強い方だったそうだ。

事故現場にはタイヤや車の部品が飛び散っており、事故の目撃者は「まるで映画のワンシーンのようだった。怖かった」と話している。当時、周辺の交通量は少なく二次被害が起きなかったのが不幸中の幸いだった。

警察の調べによれば、事故現場にブレーキ痕はなくスピードの出し過ぎが原因と見ているが、車内のドライブレコーダーが故障しており、事故の原因についてさらに調査する必要があるとしている。

近年の台湾では、飲酒運転による事故が後を絶たない。交通部の統計によれば、2013年から2017年までの飲酒運転による死亡者数は年々減少しているものの、毎年2700人を超えているという。飲酒運転の厳罰化を求める民意を受け、立法院では飲酒運転の罰金引き上げや再犯者への運転免許無期取消処分などを盛り込んだ「道路交通管理処罰条例」の修正案を提出している。



画像は『聯合新聞網 2019年3月25日付「酒駕失控 衝破護欄 車墜20米高架奪命」(記者林昭彰/翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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