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【海外発!Breaking News】いじめで自殺した10歳少年の母親、悲痛な思い吐露「ただ息子に戻ってきてほしい」(米)

TechinsightJapan / 2019年3月31日 18時28分

しかし時すでに遅く、この日を境に家族の人生は大きく変わってしまった。現在も息子を失った悲しみや苦しみと闘い続けているクリスタルさんは、メディアの前で心境を次のように吐露した。

「全てが現実ではないような気がします。息子をこんな形で失ったことがまだ信じられないし、起こったことを事実として受け止めるには時間がかかります。息子が命を絶った時から、私は身動きできない場所でがんじがらめになっているような感じなのです。正直、ケビンがここまで追い詰められていたとは思っていませんでした。」

ケビン君が亡くなる前、クリスタルさんにボイスメールを残した学校の職員について学校側から「別の地区へ転職した」と言われたそうだ。ケビン君の亡き後、クリスタルさんは学校に事実確認を問い質すも、未だ何もわからない状態だと話す。

「私はただ、答えが欲しいんです。あの日、息子に何があったのか、息子は何を思っていたのか。」

今でも、絵を描くことが大好きだったケビン君の部屋はそのままだ。クリスタルさんにとって、ケビン君が亡くなってから時間は止まったままなのだろう。クリスタルさんは、他の親が同じ苦悩を味わうことのないよう、メディアでこのように訴えた。

「どうかあなたの子供に耳を傾けてやってください。学校側が問題を解決してくれるとは思わずに、親であるあなたが子供を注意深く見守ってください。息子を失った今、私が願うのはただ息子に戻ってきてほしいということだけです。」

ヒューストンにある「Heritage Behavioral Health Consultants」の児童カウンセラー、アリー・ソウルズさんは、「不幸にも、ケビン君のように若くして命を絶つ児童の人数は世界中で増加しています。子供たちを自殺に導いてしまう主な4つの原因は、学校でのプレッシャー、ソーシャルメディア、家庭内の問題、いじめです。本来安全な場所であるはずの学校で、いじめはまるで伝染病のように密かに横行しているのです。なぜならそれは陰でこっそり行われているからです。また、テレビや映画などで自殺を煽るような事実があるからこそ、親は子供の気持ちに寄り添うことが何より大切なのです。近年多くの研究結果にも現れていますが、親がしっかりと子供と向き合って自殺について話すことは、子供に自殺を促すことには決して繋がらないのです」と語っている。

画像は『The Sun 2019年3月27日付「‘HE JUST HAD ENOUGH’ Mum’s agony after son, 10, takes his own life when sick school bullies write ‘kill yourself’ on his tablet computer」(Credit: ABC13 NEWS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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