【海外発!Breaking News】「人生をもっと楽しんで!」がんで亡くなった35歳女性、死亡広告遺す(カナダ)
TechinsightJapan / 2019年4月22日 11時30分
「小さなことにこだわらないで。人生をもっと楽しんで!」35歳の若さで亡くなったカナダ人女性のメッセージがSNSで拡散している。女性は2017年にがんで余命2年と宣告されたが、治癒の望みが薄い治療を避け、自分がやりたいことを次々と叶えた後に息を引き取った。『Today』『Fox News』などが伝えている。
「1984年1月23日~2019年4月5日。35年の人生って、決して長いとは言えないかもしれないけど、本当に最高だったわ!」
これは今月5日にがんで亡くなったベイリー・ジーン・マチソンさんの死亡広告の一部である。死亡広告とは故人の訃報を広く知らせるもので通常は告別式の予定などが記されているが、ベイリーさんは亡くなる前に自分でメッセージを綴り、愛する人々に温かいメッセージを遺していた。その一言一言は家族や友達だけでなく、多くの人の心を揺さぶり拡散している。
カナダのノバスコシア州ハリファクスに住んでいたベイリーさんは、常にアクティブで健康には人一倍自信があったが、2016年秋に胃の痛みが続いたため病院を訪ねた。当時医師には「ただの筋肉痛か背中を痛めただけ。それほど心配することでもない」と言われたが、後になってこれが誤診だったことに気付く。ベイリーさんは2017年1月、左腹のしこりに気付き病院を再訪、「平滑筋肉腫」という非常に稀ながんと診断された。
すぐに放射線療法が始まったが、がんが小さくなることはなく、ベイリーさんは余命2年と宣告された。医師には化学療法を勧められたが、ベイリーさんが選んだのは「残された人生を悔いなく生きる」というものだった。ベイリーさんはアメリカ、イギリス、アイルランド、ノルウェー、クロアチア、モンテネグロ、セントルシア、メキシコ、フランス、モロッコ、ギリシャ、ポルトガル、スペインと13か国を旅し、大好きなバンドであるコールドプレイのコンサートにも2回足を運んだそうだ。それから2年後、ベイリーさんは安らかに息を引き取った。
4月8日に掲載された死亡広告で、ベイリーさんは両親に向けてこのように綴っている。
「私を支えてくれて、私の決断を見守ってくれてありがとう。母がいつも『親が子供を亡くすことほどつらいことはない』って言ってたのを覚えているの。両親は“化学療法をやらずに残りの人生を全うする”という私の決断を支持してくれたわ。それこそ最高の贈り物よ…。両親がどんなにつらかったことか…。愛しているわ。」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
Q.「気力や生きがいで余命が伸びることはありますか?」【脳科学者が解説】
オールアバウト / 2024年7月14日 20時45分
-
「不安や恐怖を感じる暇がない」がん闘病中の森永卓郎氏、治療費月100万円と1日18時間労働
週刊女性PRIME / 2024年7月13日 11時0分
-
59歳で亡くなったアスベスト・中皮腫患者…余命宣告後の7年間に密着
マイナビニュース / 2024年6月28日 10時0分
-
医師が告げる余命は当たらない?…“がんのスペシャリスト”が「余命宣告は即刻やめるべき」と考えるワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月26日 10時0分
-
余命宣告から2カ月……「BreakingDown」メインレフェリー、末期がんで逝去に朝倉海ら心痛 最期まで闘病の姿に「奇跡信じていました」「遺された家族の心を救った」
ねとらぼ / 2024年6月19日 16時0分
ランキング
-
1トランプ氏登場で初日から最高潮の共和党大会 「顔が疲れている」と心配の声も
産経ニュース / 2024年7月16日 21時33分
-
2情報BOX:関税引き上げや不法移民送還、トランプ氏「2期目」の公約
ロイター / 2024年7月16日 18時5分
-
3国連機関代表が訪朝=食料支援協議か
時事通信 / 2024年7月16日 15時35分
-
4「大きな愛の前に国境はありません」 中国・蘇州の日本人学校バス襲撃事件から20日あまり 地元中国人のホンネ
ABCニュース / 2024年7月16日 11時56分
-
5タイ・バンコクの高級ホテルで6人死亡 毒物を摂取との情報も
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月16日 23時32分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください