【海外発!Breaking News】空港保安検査を通過した“ヘラジカの糞”に驚きの声 「そんなもの持ち込めるの!」(米)
TechinsightJapan / 2019年5月4日 17時13分
先月中旬、米アラスカ州の国際空港の保安検査で搭乗客の手荷物の中に“大きな有機物の塊”が発見された。爆発物の可能性もあるとして運輸保安庁(TSA)職員により検査が行われたが、手荷物の中に入っていたのはヘラジカ(ムース)の糞であったことから「そんなものも持ち込めるのか!」と話題になっている。
安全な運航のため、飛行機に搭乗する前には誰もが保安検査を通過しなければならない。液体物をジッパー付透明ビニール袋に入れなければならないなど様々なルールがあるが、時には意外なものを持ち込む搭乗客もいるようだ。
今月15日にアラスカ州ジュノー国際空港で保安検査を受けた乗客が持ち込んだのはヘラジカ(ムース)の糞で、持ち主の男性は「自分で糞を収集した。これを使ってとんでもない政策を掲げる政治家たちをギャフンと言わせたい」と話していたという。
TSAでは機内への糞の持ち込みを禁じてはおらず、男性はお咎めを受けることもなくその場から解放されていたが、その時の写真がTSAスポークスマンのリサ・ファーブスタインさんによりTwitterに投稿されると瞬く間に拡散した。検査をする職員はビニール手袋をはめ、茶色い繭のような糞をつまみ上げており「TSAは動物の糞の持ち込みを禁じてはいませんが、航空会社には事前に確認することをお勧めします。こんなものを置いていかれたら臭くてたまらないですからね」とツイートしている。
地元紙『Anchorage Daily News』では、糞が持ち込まれた同じ日にワシントンD.C.の国会議事堂前である男性がヘラジカの糞が入ったメッセージ入りの袋を人々に配っていたことを伝えており、メッセージはアラスカ州知事マイク・ダンリービー氏の政策を批判するもので「人間もヘラジカもあなたが打ち出した予算案には反対だ」などと書かれていたようだ。
この手の込んだプロテストには「そこまでやるか」「臭い仕事だ」「糞を入れたら、メッセージが読めないんじゃないの」などといった声があがっているが、知事がヘラジカの糞を受け取ったかどうかについては分かっていない。
ちなみに機内に持ち込めない危険物には、ガス、燃料、火薬、毒性・酸化性物質などがあるが、TSAはこれまでに押収したものでちょっと変わったもののリストを公表している。その中には人間の頭蓋骨、ストッキングに入れられたヘビ、生きたウナギ、チェーンソー、コブラとサソリ入り酒、外付けハードディスクに隠されたボールニシキヘビ、コニャックに入った絶滅危惧種のタツノオトシゴ、肉切り機(ミートスライサー)、靴下の中に入れられた絶滅危惧種の鳥、ヌンチャク、地雷、自爆装置つきのベスト(偽物)などが挙げられている。
なお2017年には、サウジアラビア王子が機内に80羽のハヤブサを持ち込み話題となった。何を持ち込むにしても、人に迷惑がかからないよう配慮することをお願いしたいものだ。
画像は『TSAmedia_LisaF 2019年4月23日付Twitter「Yes, you can bring moose poop to a checkpoint!」』『James Brooks 2019年4月15日付Twitter「This protester is on the steps of the #akleg」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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