【エンタがビタミン♪】漫才師・内海桂子 “2.26事件”と“5.15事件”の記憶をつぶやき反響呼ぶ
TechinsightJapan / 2019年5月21日 18時15分
漫才師で漫才協会名誉会長の内海桂子(うつみ けいこ)は大正11年(1922年)9月12日生まれで現在96歳になる。講演会や演芸会で「最長老の芸能界よもやま話」や三味線、踊りを披露するばかりか『内海桂子(utumikeiko)ツイッター』を日々更新しており、弟子のナイツ・塙宣之はブログで1月30日にそのバイタリティーを時事ネタを絡めて「嵐は休止しても師匠は休止しません」「稀勢の里が引退しても師匠は引退しません」とたとえたほどだ。
その内海桂子が5月20日、「私は2.26事件は14歳でかろうじて覚えているが5.15事件は10歳で覚えていない」とツイートして、フォロワーの反響を呼んでいる。
「二・二六事件」とは昭和11年(1936年)2月26日から29日にかけ、陸軍青年将校たちが下士官兵を率いて起こしたクーデター未遂事件だ。
当時14歳だった彼女はそのただならぬ騒動を感じ取ったものの、昭和7年(1932年)5月15日に武装した海軍の青年将校たちが総理大臣官邸に乱入して内閣総理大臣犬養毅を殺害した「五・一五事件」については当時10歳で覚えてないという。
とはいえ「その頃は神田錦町で子守奉公をしていたので世間の動きにまでは気が行かなかったのかも。ただ皇居に近かったので異変があれば子供でも噂位は耳にしたろうがそれもない位静かだった。戦車も見なかったし兵隊も普段通りだった」という生々しい描写は貴重である。
フォロワーからは、「2.26事件を覚えてらっしゃるんですね。それでもって現役の芸人さんでいらっしゃるというのが素敵です」、「人々が当たり前に過ごす毎日の平穏な普段の『日常』の中に、予感や予兆もなく突如として抗えない『異常』というモノが現れるんですね。その時を生きた師匠の言葉だからこそ、そのリアルさを感じ取る事ができます」、「5.15事件は少人数による犯行でしたし、標的がチャップリンと犬養毅総理の2名でしたからね、戦車がいりません」などのコメントが寄せられた。
「凄いツイートをありがとうございます。2.26事件を覚えてる、とか子守奉公とか凄い言葉が出てくるツイートができるのは桂子師匠だからこそです。これからもお体に気を付けて。師匠のツイートを楽しみに待っています」といった声も多く、塙宣之がいうように「師匠は休止しません」「師匠は引退しません」の心意気で令和を楽しんでいただきたい。
画像は『ナイツ 塙宣之 2019年1月30日付オフィシャルブログ「休みません」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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