【エンタがビタミン♪】『あなたの番です』“袴田吉彦”似のあの人も犠牲に 泥沼化する様相が『マジすか学園5』思わせる

毎回のように“交換殺人ゲーム”に絡む犠牲者が出る日本テレビ系日曜ドラマ『あなたの番です』で、5月26日に第7話「単独犯!?嘘つきは誰だ!?今夜は2人死ぬ…!?」が放送された。舞台となるマンション・キウンクエ蔵前の住民たちは、連続殺人事件の犯人捜しと自分の命が狙われるのではないかと怯え、疑心暗鬼になっていく。そんななか201号に住む暴力団の下っ端構成員・浮田啓輔（田中要次）が何者かに殺され、俳優・袴田吉彦に似ている101号の独身サラリーマン・久住譲（袴田吉彦）もエレベーターの入口から暗闇に転落する。

本作はマンション住民会の参加者たちが冗談半分で「殺して欲しい人」の名前を紙に書いて箱に入れ、くじ引きで交換した直後から起き始めた殺人事件を中心に描かれるドラマだ。

浮田啓輔は紙に書いた名前を502号「赤池美里」と明かし、久住譲は俳優の袴田吉彦に似ていることから、間違われて悪口を言われたりサインを求められ迷惑だと「袴田吉彦」の名前を書いたことを明かしている。

そして「赤池美里」と「袴田吉彦」はそれぞれ何者かに殺害され、浮田と久住のところにも「あなたの番です」と手書きされたメッセージが届いた。2人はやがてお互いに送られた脅迫状を見せ合い「筆跡が同じ」だと気づく。

第7話では浮田が子どものように可愛がる居候の妹尾あいり（大友花恋）を実の父親・西尾（三上市朗）に会わせるが、あいりは母を過労で死に追いやった父を憎んでおりナイフで刺そうとする。浮田はそれを止めようとして足を負傷するのだった。

あいりを前科者にするわけにはいかないと先に帰らせ、西尾が経営するリサイクルショップに1人残った浮田はトイレで何者かに殺されてしまう。

久住は302号に暮らすヒロイン・手塚菜奈（原田知世）が書いた元夫「細川朝男」の名前を引いており、菜奈と夫の手塚翔太（田中圭）から「冗談で書いたのだから絶対に殺さないで」と念を押されていた。

ところが久住は浮田の死を知って「やらなければ自分がやられる」と思い詰め、細川朝男が働く会社の倉庫に現れてナイフを突きつける。細川に「私を殺しても何の解決にもならない」と説得されて、一旦はナイフを手放し泣き崩れる久住。しかし、細川がエレベーターに乗ろうとして扉が開くと本体がなく暗闇が広がっていた。仕込んでいた久住は彼を追ってきて「エレベーターの修理点検一筋20年！」と叫びながら細川を突き落とすが、足をつかまれて一緒に奈落の底に落ちていったのである。