【海外発！Breaking News】保安官事務所にドーナツを差し入れに来た男 窓ガラス割り侵入したため逮捕（米）

洋画では警察官がドーナツを口にするシーンがあるが、どうやらアメリカでも多くの人に「警察官はドーナツ好き」と思われているようだ。このほど保安官事務所にドーナツを差し入れに来た男が窓を破って侵入したことで、そのまま逮捕されてしまうという奇妙な事件が起きた。『New York Post』『The Seattle Times』などが伝えている。

米ワシントン州キング郡保安官事務所のフェアウッド分署が6月27日、Facebookに投稿した内容が人々の関心を集めた。そこには「警察官はドーナツが大好きという人もいますが、こんな差し入れ方法はお勧めできません」と綴られていた。

ことの発端は6月16日真夜中のこと。同保安官事務所に26歳の男がドーナツを差し入れに来たが、彼は正面玄関の隣の窓ガラスを破って侵入した。そして奥の部屋にある書類作業をするテーブルに座り、椅子に足をのせた状態で葉巻を吸ってテレビを見ているところを保安官に発見された。

保安官が「窓ガラスを破ったのはお前か？」と尋ねると、男は悪びれることなく「はい」と答えた。しかも驚くことに、この男は保安官に持参したドーナツを差し出したのだ。

さらにこのようなことをした理由を保安官が質問すると、男は「ルームメイトを殺すよりも保安官事務所に不法侵入して刑務所に入るほうを選んだ」と語ったそうだ。また男がドーナツを持参した理由について、Facebookで次のように記している。

「男は不法侵入した時に我々保安官から反感を買うのを恐れ、和解のためのプレゼントとして近所の食料品店でドーナツを1箱購入して持参してきたのです。全ての警察官がドーナツ好きなわけではありません…よね？」

この投稿は多くの人に笑いをもたらしたようで、「衝撃的だけど面白い！」「本当に面白い方法を思いついたんもんだ」「ルームメイトを殺すよりも、こんな選択をした男に称賛を」といったコメントも見受けられた。

男は逮捕後に、望み通り器物損壊と不法侵入の罪で刑務所に勾留された。なお保安官事務所では男のルームメイトについての言及はなく、差し入れのドーナツもその後どうなったのかは伝えられていない。

画像は『King County Sheriff’s Office　2019年6月27日付Facebook「People say cops love donuts but we don’t recommend this method of delivery…」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）