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【海外発!Breaking News】寿司バーに侵入したペンギン2羽を保護 魚の匂いにつられた?(ニュージーランド)<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年7月19日 6時25分

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ニュージーランド北島最南端部に位置しクック海峡に面するウエリントン港近くには、大勢の人で行き交う鉄道駅がある。今月14日、そのすぐそばにある寿司バー「Sushi Bi」の建物と地面との僅かな隙間に、ブルーペンギン(コガタペンギン)のツガイが巣を作り棲みついているのが発見された。2羽は保護され海に返されたものの、同日夜に再び舞い戻ってきたため、警察を巻き込んだ捕獲作戦が繰り広げられたようだ。

寿司の匂いにつられてやってきたのか、暖かい建物の下の居心地が良かったのか…港がそばにあるにもかかわらず、2羽は車の通りが激しい4車線の道路を渡り、2度もウエリントン地区警察のお世話になってしまった。同警察が寿司バーから最初に連絡を受けたのは14日の朝6時35分頃で、2羽はほどなく保護され海に返された。

しかしその夜、ペンギンの鳴き声が再び聞こえるという寿司バーのオーナーからの通報を受け、再び警察が駆けつけた。しかしペンギンはなかなか捕獲できず、警察はニュージーランド自然保護局(DOC)とウエリントン動物園に助けを要請。DOCの職員は寿司バーで提供しているサーモンをエサにペンギンをおびき出した。しかしその後、ペンギンは寿司バー内に侵入し逃走。キッチンの冷蔵庫の下に潜り込んだところを捕獲した。

こうして袋を被せられて保護された2羽はその後、DOC職員によって作られた海岸近くの巣箱に放たれた。警察は騒動があった前夜にも寿司バーの近くをさまよっていたペンギン1羽を海に返しており、このペンギンがツガイのうちの1羽だった可能性も高いようだ。

DOCのジャック・メイスさんは「港のそばで巣作りをするツガイは多数見かけますが、寿司バーの下というのは初めてのケースですね。再び元の巣に戻ってくる可能性もあるため、今後も注意深く観察する必要がありますが、15日に巣箱から鳴き声がするのを確認しています。このまま留まってくれるといいですね」と話している。ブルーペンギンはニュージーランドでは保護種に指定されており、成体の平均体高は30センチ、体重は1キロほどで、7月頃に海岸近くの草むらなどに巣を作り、8月中旬ごろから下旬にかけて産卵するという。

このニュースを知った人たちからは「魚の匂いにつられたんだよ」「この寿司屋のネタが新鮮だってことを証明したね」「エサのサーモンの味が忘れられなくて、きっとまた戻ってくるんじゃない?」「港のそばにいればよかったのに。とんだ災難だったね」「捕食者から身を隠すには絶好の場所だったのでは?」「あの前屈みの歩き方が可愛い」といったコメントがあがっている。

ちなみに美味しい匂いにつられてやってくるのは、ペンギンばかりではない。2017年には米コロラド州で、空腹のクマの3頭がピザ店に侵入しピザ生地にかぶりついていたところを防犯カメラが捉えていた。



画像は『Newshub 2019年7月16日付「Wellington motorists urged to drive carefully as blue penguins spotted in CBD」(Supplied/ Wini Morris)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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