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【海外発!Breaking News】左手のない女子サッカー選手「手がないことは特別ではない。決して諦めないことが大切」<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年7月30日 22時0分

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今月中旬、米フロリダ州在住のジョゼフ・ティッド君(1歳9か月)と同州の女子プロサッカーチーム「オーランド・プライド」所属のカーソン・ピケット選手(25歳)の写真がTwitterに投稿され、今も拡散中だ。2人は生まれつき左手がないが、左手の腕と腕を合わせてタッチする喜びに満ちた笑顔に特別な絆を感じた人も少なくないだろう。そんな中、ハンデを背負いながら厳しいプロの世界で活躍するカーソン選手に注目が集まっているようだ。

ジョセフ・ティッド君とカーソン・ピケット選手の出会いは、今年4月に遡る。昨年12月に他チームとのトレードで「オーランド・プライド」にやってきたカーソン選手は、オーランドで行われたナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のオープン戦で、自分と同じように左手がないジョセフ君を紹介された。

にこやかな表情でジョセフ君に近づいたカーソン選手は跪き、左手を見せると「同じよ」と自分の腕を指さした。ジョセフ君は一瞬動きを止めたが、彼女の顔と腕をじっと見つめるとこわばっていた顔がほころんだ。

ジョセフ君の父マイルズさんは「ジョセフは、手がない人を見て『自分と同じだ』と気付くようです。最初にカーソン選手と会った時も、左手がないことがわかるとジョセフはとびきりの笑顔を見せてくれました。カーソン選手とジョセフがお互いの左腕を合わせた瞬間、2人の間に私たちが入り込めない絆が生まれたようです」と当時を振り返っている。

ジョセフ君の母コリーンさんも「カーソン選手に初めて会った日、家に向かう車の中でジョセフは自分の腕を見つめてクスクス笑っていました。ずっとですよ。世の中には自分と同じように手がない人がいることに気付いて、まるでそのことを楽しんでいるかのようでした」と明かしている。

そしてカーソン選手もジョセフ君と初めて左腕を合わせた写真をInstagramに投稿し、「サッカーは私の全て。でもサッカーを通したこんな出会いこそ価値がある。ジョセフ! あなたは私の人生の新しいヒーローよ」と言葉を添えていた。

2か月後の6月1日、それまでにも何度か顔を合わせていたというジョセフ君とカーソン選手が再び球技場で会い、左腕と左腕をタッチした。この写真が今月中旬、サッカーコーチのベッキー・バーリーさんによってTwitterに投稿され、世界中を駆け巡った。

ハンデなど感じさせないカーソン選手だが昨年、NWSLのインタビューでは次のように語っていた。

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