【海外発!Breaking News】授乳後に死亡した乳児 母親は前日の大量飲酒が明らかに(ニュージーランド)
TechinsightJapan / 2019年8月14日 21時0分
妊娠中や授乳中のアルコール摂取は胎児や乳児にとって影響を及ぼすと言われる。ニュージーランドで2017年に生後2か月の乳児が死亡したが、その母親はアルコールを浴びるほど飲んだ後にもかかわらず母乳を与えていたことが明らかになった。『NZ Herald』『The Sun』などが伝えている。
ニュージーランドのアヒパラで2017年に生後2か月の乳児が死亡した件について、今月9日に検視官のデブラ・ベル氏(Debra Bell)が報告書を公表した。その内容によると、亡くなったサファイア・ローズ・モエンガローア・ウィリアムズちゃん(Sapphire Rose Moengaroa Williams)の血中アルコール濃度が100ミリリットルの血液に対して308ミリグラムのアルコールが検出されたという。ちなみにニュージーランドの飲酒運転の法定基準は、血中アルコール濃度が100ミリリットル中50ミリグラムとのことだが、サファイアちゃんはその6倍もの数値だった。
サファイアちゃんは母親のジャニス・トゥア(Janice Tua)が妊娠33週の時に帝王切開で出産し、双子の姉妹ハニーちゃん(Honey)と共に低出生体重児だった。7人の子供がいたジャニスと双子の父親であるジョー・ウィリアムズさんはホームレスで、家が見つかるまでアヒパラの家族のもとで生活していた。
ジャニスは当時、サファイアちゃんとハニーちゃんに3~4時間置きに母乳もしくは粉ミルクを与えていた。そして悲劇は2017年1月2日に起こった。午前1時頃にお腹が空いたサファイアちゃんが泣き出したため、ジャニスは粉ミルクをお湯に溶かして冷めるのを待っていた。
その時ぐずったサファイアちゃんに、ジャニスは少しだけ母乳を与えた。すると今度はサファイアちゃんと同じベッドに寝ていたハニーちゃんが目を覚まし、サファイアちゃんをベッドに寝かせてハニーちゃんを抱いてあやしていた。
そしてジャニスがベビーベッドに戻ると、サファイアちゃんは鼻血を出してグッタリとしていた。ジャニスに起こされたジョーさんは反応がないサファイアちゃんを床に移動させ、心肺蘇生を施したという。その後、ジョーさんの家族が救急車を呼んだもののサファイアちゃんが目覚めることは無かった。
サファイアちゃんの検死を行った病理学者のサイモン・ステーブルズ博士(Dr Simon Stables)は当時、「心臓から高濃度のアルコールが検出されたが、肝臓の数値はそれほど高くはなかったようだ。また胃の中からもアルコールが検出されていない。血中アルコール濃度が高かったのは母乳が原因である可能性が高い」と示唆していた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「到底納得できない」遺族が会見 “危険運転”ではなく過失運転致死傷罪でトラック運転手の男を起訴 群馬・伊勢崎市の飲酒運転3人死亡事件
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月16日 16時52分
-
英国人の38%が信じる「ダイアナ妃の死と陰謀説」27年間消えない英王室の“不都合な疑惑”
週刊女性PRIME / 2024年9月11日 7時0分
-
逮捕者が語る「酒はもう抜けていると思った」は本当か 年齢も性別も違う記者3人が検証した 「酔ってる感じはないのに・・・」
RKB毎日放送 / 2024年8月26日 17時16分
-
【海外発!Breaking News】日本食レストランで2歳児に“料理酒”を提供 「まずは親が味見して」両親が注意喚起(米)
TechinsightJapan / 2024年8月26日 15時25分
-
疲労回復には逆効果…「BCAA」が豊富なプロテインは良質な睡眠を妨げる
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月24日 9時26分
ランキング
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください