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【海外発!Breaking News】「フォートナイト」16歳世界チャンピオンの自宅に特殊部隊が襲撃 何者かの通報で(米)

TechinsightJapan / 2019年8月14日 15時51分

【海外発!Breaking News】「フォートナイト」16歳世界チャンピオンの自宅に特殊部隊が襲撃 何者かの通報で(米)

先月末に開催されたサバイバルゲーム「フォートナイト(Fortnite)」ワールドカップのソロ部門で見事優勝し、賞金300万ドル(約3億2千万円)を獲得した16歳少年の自宅に、米警察特殊部隊「スワット(SWAT)」が派遣されていたことが明らかになった。何者かが虚偽の通報をしたもので、警察では悪質な事件として調べを進めている。

米ペンシルベニア州在住のカイル・‟ブーガ”・ジアーズドーフさん(Kyle “Bugha” Giersdorf、16)の自宅に8月10日午後11時頃、米警察特殊部隊「スワット」が派遣された。ブーガさんは「フォートナイト」ワールドカップの世界チャンピオンとして名を馳せ、その夜もライブストリーミング配信サービス「Twitch」で対戦中だった。

同州モントゴメリー郡のアッパーポッツグローブ・タウンシップ警察署は10日午後11時08分、ブーガさんに扮した何者かにより「自動小銃AK-47で父親を殺した。母親を縛り、人質として駐車場に監禁している」と緊急通報を受けた。駆けつけたスワット部隊はブーガさんの家を包囲し、決められた手順に従いブーガさん宅に電話をかけ、家主に自宅から出てくるよう促した。

電話に応答したのは殺されたはずのブーガさんの父親で、部隊は家族全員の無事を確認し、事件は15分ほどで解決に至った。『ABC News』によると、電話はヨーロッパからかけられていた可能性が高いという。

ブーガさんはゲームの最中に「スワットされたよ」と言葉を発すると10分ほどゲームを離れていたが、その後「銃を持ってスワット部隊がやってきたんだ。銃を抜いてね。ほんと、怖いよ。インターネットはクレイジーさ」と語っている。

警察に虚偽の通報を行い、スワット部隊を他人の家に突入させる行為は「スワッティング」と呼ばれ、2017年12月にはカンザス州ウィチタ在住のアンドリュー・フィンチさん(28)が射殺される事件も起きていた。この時虚偽の電話をかけたのは、ビデオゲーム「コール オブ デューティ(Call of Duty )」でアンドリューさんと対戦し口論になっていた男で、今年3月に20年の有罪判決を受けている。

連邦捜査局(FBI)は、アメリカ国内で年に400件ものスワッティングが起きていると推測しており、悪質な犯罪として問題になっているようだ。

画像は『Sentinels 2019年7月28日付Twitter「THIS MAN JUST WON THREE MILLION DOLLARS.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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