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【海外発!Breaking News】マグネットボール61個を飲み込んだ6歳児 消化管を一部切除(中国)

TechinsightJapan / 2019年8月24日 7時50分

【海外発!Breaking News】マグネットボール61個を飲み込んだ6歳児 消化管を一部切除(中国)

インターネットで気軽に購入できる強力な磁石「マグネットボール」は知育玩具やパズルなどと謳われ人気だが、子供の誤飲事故はあとを絶たない。中国では6歳児が親の目の届かないところでマグネットボールを61個も飲み込み、消化管の一部を切除する事態になってしまった。『news.com.au』『Fox News』などが伝えている。

黒龍江省ハルビン市在住の6歳の男児が、腹部の激しい痛みを訴えて病院に搬送された。レントゲン検査の結果、消化管の中に異物があることが判明したが、レントゲン写真では球体がいくつも繋がりネックレスのように白く浮かび上がっているのが分かる。

母親は男児に64個のマグネットボールセットを買い与えており、男児はのちにそのほとんどを飲み込んでいたことを認めたという。

手術を担当したXu Bo医師によると、男児が誤飲したマグネットボールは61個にも及び、全ての摘出には3時間を要したそうだ。男児は腹痛を訴えてから約6時間後に入院しており、小腸と虫垂の一部が切除されたものの容態は安定し、回復に向かっているという。

Bo医師は「マグネットボールはお腹の中で引き寄せられると徐々に胃壁や腸壁に穴を開け、その部位が圧迫壊死し、患者がショック状態に陥ることもあります。もし発見が遅れていたら命の危険もあったでしょう」と語っている。

複数のマグネットボールを飲み込んだ場合、時間の経過とともに消化管穿孔や腸閉塞、腸捻転、腹膜炎を発症することもあり大変危険だ。米国やEU諸国では2009年より、小さすぎたり磁力が強すぎるマグネットボールを14歳未満の子供に販売することが禁止されている。日本でも玩具安全基準(ST基準)を満たさない製品の購入は控えるよう注意喚起されており、もし誤飲した場合はすぐ医療機関を受診するよう呼びかけている。

ちなみに今年の1月にも、米ウィスコンシン州でクリスマスプレゼントにもらった磁石入りのおもちゃで遊んでいた4歳男児が、おもちゃの中に入っていた磁石を誤飲し、腸の一部を切除していた。

画像は『news.com.au 2019年8月21日付「Doctors find popular kids toy in six-year-old’s stomach」(Picture: Asiawires / Australscope)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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