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【海外発!Breaking News】がんと闘うコーチを思い、米大学フットボールの選手達が丸刈りに<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年8月31日 21時0分

【海外発!Breaking News】がんと闘うコーチを思い、米大学フットボールの選手達が丸刈りに<動画あり>

アメリカでは、大学のアメリカンフットボールの大会がプロリーグと並ぶほど大人気で注目の的となっている。涙とは無縁のような力強さが感じられる選手達だが、ある大学のチームでは大事な人のために頭を丸刈りにして男泣きすることとなった。『ABC7NY』『CNN』などが伝えている。

米アーカンソー州ベイツビルにあるライオン大学アメリカンフットボールチームで今年の春からコーチをしているクリス・スウィートさん(Kris Sweet、46)は、カナダのプロリーグでもコーチとして活躍してきた実力の持ち主である。

そんなクリスさんは今年の7月、免疫系のがんであるB細胞性非ホジキンリンパ腫と医師に診断された。そしてトレーニングシーズンが始まる前の初日の会議で、クリスさんは自分ががんと闘っていることを選手達に明かした。

クリスさんは「自分のことで彼らの士気が落ちるようなことになって欲しくはなかった」と話しているが、一方で自分の身に何かあった場合を考えて選手達に伝えておくべきと判断したようだ。

8月に入ってから化学療法を開始したが、頭髪が抜け落ちてしまったクリスさんの変化に選手達も気付いていたことだろう。そして26日のこと、練習が休みだった選手達は大学にあるクリスさんのオフィスに向かった。

打ち合わせをしていたクリスさんだったが、1人の選手が「コーチ、あなたのために…」と言ってオフィスに入って来ると、突然のことに驚いたクリスさんは今にも泣き出しそうな表情で彼を抱きしめた。その後も丸刈りにした選手が次々とやって来て、クリスさんとハグをした。16人の選手は全員、この日のために頭を刈ってきたのだ。

その中には涙を拭いながら「私達のコーチはあなただけです」と伝える選手もいたという。このチームの公式Twitterには、その時の動画とともに次のように綴られていた。

「最近、私達のコーチはがんと診断されました。チームのメンバーは彼を支えたいという思いから頭を丸刈りにしました。ライオン大学フットボールチームは本当に最高のチームです。」

クリスさんは自分の病に選手達が気を取られることを懸念していたが、今回のことだけは「私が経験してきた中で最も感動的で心が揺さぶられる瞬間だった」と明かしている。



画像は『ABC7NY 2019年8月28日付「‘All for you’: Arkansas college football team shaves heads for cancer-fighting coach」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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