【海外発!Breaking News】操縦席でコーヒーをこぼした独航空機の機長、機器故障を招き緊急着陸

TechinsightJapan / 2019年9月14日 5時50分

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航空会社として乗客の安全を第一に考えて運航しなければならないはずだが、ドイツの航空会社でフライト中のエアバス機が、機長の飲んでいた1杯のコーヒーによって乗客326人を危険な目に遭わせることとなった。『WPTV.com』『Mirror』などが伝えている。

イギリスの航空事故調査局(Air Accidents Investigation Branch:AAIB)が今月に公開した調査報告書によって、今年2月6日に独航空会社「コンドル航空」のエアバスA33-243機が緊急着陸した原因が明らかとなり海外メディアが注目した。

同機は当時、ドイツのフランクフルト空港からメキシコのカンクン国際空港へ向かう予定だった。そして北大西洋上空を飛行していた時、客室乗務員が機長にコーヒーを持ってきた。しかし機長はそのコーヒーをこぼしてしまったのだ。

コーヒーは機長のズボンにこぼれたが、少量だけコックピットの音声コントロールパネルの上にかかってしまった。するとパネルがみるみるうちに熱を持ち、何かが燃えるような強烈なニオイとともに煙が上がり始めた。

乗客326人はこの時、酸素マスクの着用を強いられたという。その間もコントロールパネルのボタンのひとつが溶けるほど熱くなり、パイロットのスピーカーが使用できなくなった。さらに深刻な事態を回避するため、同機は旋回してアイルランドのシャノン空港へ緊急着陸することになった。

シャノン空港へ向かう途中で幸いにも煙は収まったようだが、機内には強烈なニオイが充満しており乗客が不安に襲われる中、無事に同機はシャノン空港に着陸した。乗客や乗務員に怪我などはなかったという。

調査報告書には、コーヒーをこぼしてしまった49歳の機長は13,000時間以上もの飛行経験があるベテランだったと書かれている。またコックピットにはエアバス機オリジナルのドリンクホルダーが備え付けてあるが、コンドル航空の紙コップは少し小さ目で取手がないため、ホルダーにすっぽりと納まって取りにくい状態だった。

そのため機長は操縦席にある折り畳みのトレイにコーヒーを置いていたところ、このような結果になってしまったとのことだ。このトレイはパイロットが一時的にログなどを置いたりするために備え付けられたもので、コーヒーを置くには安定しない作りになっている。

さらに調査報告書には「コーヒーカップに蓋がついていれば、今回のような事態は多少避けられただろう」と記されていたそうだ。同航空会社では今回の件を踏まえて、パイロットへ液体の扱いに注意を促すとともに、全てのフライトでパイロットの飲み物にはカップに必ず蓋をしたうえで提供することとカップをドリンクホルダーに合わせた大きさのものを用意すると声明を発表している。

画像は『WPTV.com 2019年9月12日付「Plane in Europe forced to make unexpected landing because pilot spilled coffee on cockpit controls」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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