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【海外発!Breaking News】レモネードスタンドの売上を小児病院へ寄付した子供たち 善意の輪が広がり1,650万円超集まる(米)

TechinsightJapan / 2019年10月5日 5時50分

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小さな親切が親切を呼び、時に想像を超えるような大きな力が生まれることがある。8月末、米オハイオ州に住む仲良し家族の子供たちがレモネードスタンドを開き、その売上金を小児病院に寄付したところ、ある奇跡が起こった。5歳以下の子供たちが集めた148ドルが、数日間で155,000ドル(約1,655万円)へと膨らんだのだ。奇跡はいかにして起こったのか…。『Good Morning America』などが伝えた。

オハイオ州シンシナティ在住のヒラリー・ワイドナーさん(Hillary Weidner)は3人の女の子、ベアトリスちゃん(Beatrice)、ポピーちゃん(Poppy)、ルイスちゃん(Louise)の母であり、同じ年頃の3人の男の子ジャック君(Jack)、ブリッグス君(Briggs)、チャーリー君(Charlie)の母であるアマンダ・ザーブさん(Amanda Zerbe)とは大親友だ。

アマンダさん一家は8月31日、5歳のジャック君の提案で自宅前にレモネードスタンドを開くことにした。レイバー・デー(労働者の日)の週末だったこの日、アマンダさんはヒラリーさん一家の子供たちも誘って「フレッシュレモネード、1ドル」のサインを掲げ、スタンドを設置した。

販売が始まると、ベアトリスちゃんら小さな子供たちはレモネードを買ってくれた人々に「買ってくれてありがとうございます(Thank you for your business)」と笑顔で接し、近所の人たちの協力もあってスタンドは大盛況。45分間で148ドル(約15,800円)を売り上げた。

ヒラリーさんは9月2日、Instagramにレモネードスタンドの前に立つ4人の子供たちの写真を投稿し、「初めて開いたレモネードスタンドで148ドルの収益があったわ。毎年開催予定よ。収益はシンシナティ小児病院(Cincinnati Children’s Hospital)に寄付します」とコメントした。

実はヒラリーさん、同病院に‟大きな借り”があった。

ヒラリーさんの長女ベアトリスちゃんは稀な肝疾患を持って生まれ、肝移植待機リストに名を連ねるほど重症だった。幸いなことに母親の肝臓が適合することがわかり、ベアトリスちゃんは生後6か月の時に同病院で生体肝移植手術を受けたのだった。母子がベッドを並べて行われた手術は12時間にも及んだが、ヒラリーさんの肝臓の一部をもらったベアトリスちゃんの経過は良好だった。

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