【海外発!Breaking News】脳腫瘍の27歳男性、ホスピス入所後に結婚式 全てが寄付で(英)
TechinsightJapan / 2019年10月14日 6時50分
脳腫瘍を患い医師から「もうできることは何もない」と告知された27歳の男性が、ホスピスに入所後に付き合って6年になる女性にプロポーズをした。それから2週間も経たないうちに、2人は多くの人々のサポートを受け、夢の結婚式を挙げたのだった。心温まるニュースを『Devon Live』などが伝えている。
イギリス南西部デヴォン在住のマイルズ・ハリソンさん(27)は18歳の時に脳腫瘍と診断され、これまでに数回の手術を受けて治療を続けてきた。しかし昨年になって症状が悪化し、医師から「これ以上できることは何もない」と告げられ、ショックに打ちのめされた。その後、なんとか現実を受け入れられるようになったマイルズさんは北デヴォンにあるホスピスへの入所を決めた。
実はマイルズさんには、ラグビー観戦という共通の趣味を持つリズさん(29)という6年越しの恋人がいた。2人は出会った日から意気投合し、デヴォン州エクセターのプレミアシップに所属するラグビーチーム「エクセター・チーフス」の試合観戦に足繁く通い、ほぼ毎週のようにデートを重ねてきた。
「初めて会ったその日から、この人こそ生涯をともにする女性だと感じた。ずっとリズと結婚したいと思っていた」―そう語るマイルズさんがホスピスに入所する際に一番危惧したことは、「彼女と会うことが叶わなくなるのではないか」ということだった。しかし実際に入所したホスピスは、想像していたものとは全く違っていた。
マイルズさんはホスピスに入所後のことについて、次のように話している。
「スタッフはいつでもリズを歓迎してくれて、患者へのケアも行き届いていたんだ。ホスピスでの生活を続けるうちに、自分の中で『リズにプロポーズするならこの場所しかない』という気持ちが強くなって。スタッフに相談して、リズにプロポーズすることを決意したんだ。」
「その日がやってきて、跪いてリズにプロポーズをした直後だったよ。スタッフが花束とシャンパン、そしてイチゴを持ってきてお祝いしてくれてね。記念だからということでバルコニーで写真を撮ったんだ。」
「その時は病気のことばかり頭にあって、結婚式のことは考えてもいなかったんだけど、それから2週間も経たない8月11日、僕たちは結婚式を挙げることができたんだ。」
そんな2人の結婚式は、ホスピスのFacebookで2人のプロポーズの写真を見た地元のウエディングプランナー、ルイス・ヘッジィズさんによって企画され、食事から車、写真撮影からウエディングケーキ、音楽、そしてハネムーンまで地元企業など約20社が協力し、全て寄付によって賄われたのだった。
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