【海外発!Breaking News】歩行困難の89歳父親を外で這いつくばらせ踏みつけた息子「面白いと思って」(米)
TechinsightJapan / 2019年10月20日 15時50分
このほどアメリカから、年老いた父親を虐待した男が逮捕されたという一報が届いた。この息子は身体が不自由な父親を蹴って転ばせたり、歩行器を奪って外を這いつくばらせるなど日頃から非人道的な扱いをしていたという。『Metro』『whotv.com』などが伝えている。
米アイオワ州ポーク郡アンケニーで、89歳の父親と一緒に暮らすダグラス・マイヤー(Douglas Maier、60)の自宅に今月14日、ポーク郡保安官代理が虐待の捜査のために訪れた。捜査はダグラスの父親であるアルバート・マイヤーさん(Albert Maier)が肋骨を骨折し、病院を受診したことがきっかけとなり行われたようだ。
この捜査によって、父親に対するダグラスの信じられない虐待行為が次々と明らかとなり、アルバートさんからの訴えによって今月16日にダグラスは逮捕された。
アルバートさんの供述によると、足が不自由なため歩行器を利用していたが、その歩行器をダグラスに取り上げられ、両手両膝で家の周りを這いつくばるように強いられていたそうだ。ダグラスはアルバートさんのその姿を見て「面白いと思って指を踏みつけた」という。
それだけではなく、歩行器で歩いていると突然「邪魔だ!」と言われてダグラスに蹴られ、倒れたことも幾度となくあったようだ。そのためアルバートさんは身体の至るところに痣があり、肋骨が何本か骨折していた。
ダグラスとアルバートさんは1994年頃に同居を始めたが、それから25年間、アルバートさんの社会保障給付小切手を全て現金に換えてダグラスは自分の懐に入れていた。そして十分な食事を与えず、アルバートさんはいつも冷えたままの缶詰のコーンを一日2食、口にするだけだったそうだ。
近所に住むリック・ヨーダーさん(Rick Yoder)は「この家の父親は亡くなったのかと思っていました。自分の父親にそんな酷いことをするなんて想像もつきません」と驚いたことをメディアに明かしている。
ダグラスは現在、成人被扶養者虐待の重罪で逮捕され、保釈金5万ドル(約542万円)の設定でポーク郡刑務所に拘留されており、有罪となった場合は最長10年の刑に服すことになるという。彼の次の裁判は今月28日の予定だ。
画像は『Metro 2019年10月18日付「Son ‘made dad, 89, crawl on the ground and stamped on his hands for a laugh’」(Picture: Polk County Jail/WMUR)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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