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【海外発!Breaking News】アニマルシェルターへ寄付するために絵を描く9歳の“芸術家”(露)

TechinsightJapan / 2019年10月24日 6時50分

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ロシア西部ニジニ・ノヴゴロド州在住のパベル・アブラモフ君(Pavel Abramov、9)は、絵筆を持ちペットの動物たちの絵を描くことが大好きだ。パベル君の絵は個々の動物たちの特徴をよく捉えており、9歳にしてすでに立派な芸術家である。しかしパベル君の肩書は芸術家だけではない。彼はアニマルシェルターで‟最年少のボランティア”として活躍しているのだ。

ニジニ・ノヴゴロド州アルザマスの小さな街に住む9歳のパベル・アブラモフ君が動物の絵を描くのには理由がある。それはおもちゃを買うためでもなく、お金を得るためでもない。彼が望むことはただ1つ。モデルとなったペットの飼い主に、アニマルシェルターに寄付するための餌や薬、缶詰などを提供してもらうのだ。

パベル君が“親切な絵筆(Kind paintbrush)”と呼ぶこのプロジェクトを始めたのは約1年前のことだった。大好きだったペットの死をきっかけに、お腹を空かして街をうろつく野良犬や野良猫たちのことを放っておくことができなくなり、得意な絵を描くことで動物たちを助けることを思いついたのだ。



パベル君は通常、飼い主によって提供された写真をもとに絵を描くが、飼い主にペットとの馴れ初めについてインタビューをしたり、実際にペットと会ってから絵を描き始めることも多いという。また作品完成後にモデルのペットと一緒に写真を撮る機会も増えており、才能溢れる作品や写真はロシアのSNS『フコンタクテ(VK)』の「小さなボランティアに何ができるのか?(Что может маленький волонтёр?)」というサイトの中でシェアされている。



絵を描くことによって飼い主から寄付されるものの中には15キロを超える穀物や骨、ビーフなどもあり、『Bored Panda』によると、街に1つしかないアニマルシェルターには現在100匹の犬や猫が保護されており、全ての動物たちが何らかの形でパベル君のプロジェクトの恩恵を受けているという。

パベル君の良き理解者である母エカテリーナさんは、ボランティアとして活躍する息子について次のように語っている。

「パベルのことはとても誇りに思っています。パベルの作品がメディアで取り上げられたことで問い合わせが殺到し、現在は作品の受付を中止しているところです。パベルはやりたいことがたくさんあり過ぎて、毎日とても忙しくしています。彼の将来の夢は建築家になって動物のための大きなシェルターを作ることです。でも今はたくさんの絵を描き、動物への支援活動をすることで充実した日々を送っています。」

このニュースには「まだ9歳なのにすごいよ」「動物たちが心から好きなんだね」「素晴らしい絵だよ。このまま描き続けて」「私も応援したいわ」「支援の輪が広がるといいね」などといったコメントが寄せられている。

画像は『Bored Panda 2019年10月19日付「This 9-Year-Old Russian Boy ‘Sells’ His Custom Pet Paintings For Food And Supplies For Shelter Animals」(Image credits: Что может маленький волонтёр?)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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