【エンタがビタミン♪】広瀬香美『ロマンスの神様』は歩道橋の上で書いた「ド暗黒」だった学生時代の思い出明かす
TechinsightJapan / 2019年10月26日 13時50分
『ロマンスの神様』や『ゲレンデがとけるほど恋したい』のヒット曲で知られるシンガーソングライターの広瀬香美。「冬ソングの女王」と呼ばれる彼女がある番組のロケで中学・高校と通った母校を訪れた際に、楽曲の数々を書いた意外な場所とそのいきさつを明かした。「冬ソングの女王」の華やかなイメージとはかけ離れたエピソードに同行した羽鳥慎一が涙する事態となった。
KBC九州朝日放送で10月21日にオンエアした、羽鳥慎一と宮本啓丞(KBCアナウンサー)の冠番組『羽鳥×宮本 福岡好いとぉ』に広瀬香美がゲスト出演した。6歳から福岡県筑紫野市で育った彼女は小学生の時に作曲家を目指すようになり、中高は福岡市南区にある福岡女学院に通った。
今回のロケではまず、小学校で同級生だった“まーぴー”こと田代君と再会。彼は「昔からピアノが上手かった」と広瀬との思い出を話すなか、図工の時間にふざけあっているうち「まーぴーったらー」と叩こうとした広瀬の手のひらに彼が持っていた彫刻刀が刺さってしまったエピソードを明かした。
広瀬は治療で縫った後も傷あとが痺れて、それがきっかけでピアニストの夢を諦めたという。彼女がシンガーソングライターとして大成した今では幼馴染同士の笑い話だが、羽鳥や宮本は「もしピアニストになっていたら“広瀬香美”の歌が聴かれなかったかも、ありがとうございます」と“まーぴー”に頭をさげた。
次に「歌手・広瀬香美のルーツ」という福岡市南区井尻の歩道橋へ向かうと、彼女は車中で「最悪の場所。ド暗黒。思い出したくなかった」と口にするではないか。
この歩道橋は福岡女学院への通学路で、広瀬は「歩道橋の上で学校に行こうか帰ろうかいつも悩んだ」というのだ。音楽に没頭していた広瀬は校門をくぐるとメロディーが浮かび、忘れないように教室に入ったら挨拶もせず五線紙を広げて曲を書き始めていた。そのためクラスで浮いた存在になってしまっていたといい、当時の孤独感から学校に行くのを迷ったのがその歩道橋だったのである。
そんな歩道橋の真ん中で五線紙に書いたのが『愛があれば大丈夫』や『ロマンスの神様』であり、他にも多くの楽曲が生まれたという。
「デビューしてしばらくは福岡が嫌いで、福岡出身とは明かさずロサンゼルス在住と言っていた」「自分が精神的に乗り越えられず、ここで苦しんだり泣きながら書いたけど、そういう時間を費やせなかったら今の私はないと思う」と広瀬香美が語るのを聞き入っていた羽鳥慎一は、「歩道橋で初めて泣いたかも」と涙をぬぐった。
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