【海外発!Breaking News】「たった4年で妻を消し去った」妻の認知症になる前と今の写真を公開した夫の思い(英)
TechinsightJapan / 2019年11月3日 21時30分
認知症は認知機能の低下により物忘れが多くなり、酷くなると家族の顔も自分が誰かも忘れてしまう。このほどイギリスで、52歳の若さで認知症を発症した妻を抱えた夫が、日々刻々と記憶を失っていく妻の姿に「認知症はたった4年で妻を消し去った」と嘆いた。しかしながら夫は妻の認知症になる前と今の写真をFacebookに投稿し、人々に愛を伝えるよう呼びかけている。『The Sun』『Mirror』などが伝えた。
英チェシャー州コングルトン在住のドミニク・カーダルさん(Dominic Cardall、55)は、33年前に結婚した妻のジルさん(Gill、56)との間に娘を2人もうけて、幸せな生活を送ってきた。しかし4年前に家族はジルさんがスムーズに会話できなくなったことに気づき、彼女は病院で診察を受けることとなった。
そして2015年12月、ジルさんは52歳で認知症の進行性非流暢性失語と診断された。これは物忘れが多くなるのはもちろんのこと、言葉の思い出しに時間がかかるなどの症状が特徴だが、当時のジルさんはショックが大きすぎるあまり医師の診断を受け入れることができず、「単に口が回らないだけよ」と否定していたそうだ。
しかし病気は思ったよりも早く進行した。ジルさんはうまく話せなくなるにつれて性格も攻撃的になっていったという。ドミニクさんはこのように語っている。
「ジルはいつも人に親切で愛情深い女性でした。しかし彼女は、徐々に人の気持ちを汲んであげられなくなっていったのです。まるで自分を抑制できないかのように人に対して攻撃的になってしまって。よく夫婦でカフェに行くのですが、彼女はウエイターに向かって『コーヒー! コーヒー!』と怒鳴るように言ってしまうのです。」
認知症と診断されてから、翌年の2016年8月にドミニクさんとジルさんは30回目の結婚記念日を迎えたが、その頃にはジルさんは全く話せなくなってしまった。そのうえ歩行まで困難な状態となり、のちに車椅子の生活を余儀なくされた。家族は話すことのできないジルさんと、彼女がアルファベットの文字を指差しするか、スクイグル法(なぐり描き法)を使ってコミュニケーションをとっている。
ジルさんは現在、食事も半液体状態にしたものしか受け付けられず、24時間看護が必要なためにホームケアサービスを受けて生活している。ドミニクさんと既に成人している2人の娘、エミリーさん(Emily、30)とジョージアさん(Georgia、26)も協力しながらジルさんの世話をしているという。
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