【エンタがビタミン♪】長嶋一茂、23年間「ユニフォーム着たい」思い変わらず 「お待ちしています」とアピール
TechinsightJapan / 2019年11月12日 20時25分
元プロ野球選手の長嶋一茂が12日、都内で開催されたチャリティーイベントに出席した。今年5月に現役引退を表明した元メジャーリーガーの上原浩治氏とともに小学生16名に野球のアドバイスをしたが、タレントやコメンテーターとして活躍する一方で、長嶋の野球に対する情熱は衰えていないようだ。
台風15号・19号が千葉県に甚大な被害をもたらしたが、その千葉県の子供たちの野球場を復興支援する目的で開催された『ウブロ×プレミア12チャリティーイベント』。長嶋一茂は冒頭から「おじさんは野球うまくないから、野球のことはメジャーリーガーの上原さんに聞いてくださいね」と上原浩治氏に丸投げするフリをしつつも、長嶋のノックを受けた子供たちに「君うまいね」「そう、いいよ」「グローブを先に出しておいて」など次々に熱心にアドバイス。元プロ野球選手らしい姿を見せた。
イベントでは子供たちからの質問にも回答した長嶋一茂と上原浩治氏。10歳の男の子から「僕は巨人の大ファンですが、どうしたら巨人に入れますか?」と微笑ましい質問が投げかけられると、上原氏は「スカウトの人と仲良くしましょう」と話してから「とにかく野球がうまくなること。それが一番だと思います」と提言した。長嶋は「(自分は)小学校3年生ぐらいから野球選手に絶対になりたいと思っていた。願望ではなくて確信のレベルでイメージしていた。絶対に野球選手になるんだと」と自身の経験を交えて子供にこう勧めた。「Gのマークの帽子(ジャイアンツのキャップ)をずっと見て。俺はジャイアンツの一員なんだと。ずーっとイメージするんだ。これは大事。“思考は現実化する”というどこかの本を引用したんだけどね」と力説した。
長嶋はイベントを振り返り、「年取っても子供たちから学ぶことはたくさんありますよ。質問の中で『ジャイアンツに入るにはどうすればいいですか』という純粋無垢な質問が(心に)刺さった。今、野球の話題は学校で上がらないとか、若い子はYouTubeしか観ないとかさ、(でも)まだまだ野球好きな子たちがいてほっとするところが多々ありました」と語った。
そんな長嶋一茂の野球への思いは深いようで、2019年から読売ジャイアンツのコーチに就任した元木大介氏や宮本和知氏については「寂しい思いしかないですね」と心境を吐露。「そういうチャンスがあれば?」と聞かれると長嶋は「もちろんですよ! もちろんです! ぜひユニフォーム着たいです。当たり前じゃないですか。(現役引退してから)23年間ずっとそう思っている」と語気を強めてから「俺は思っているけどフロントはどう思っているかは別だからね」と断りを入れた。
長嶋のノックについて上原氏は「すごくうまくてびっくりしました」と驚いたが、報道陣から「今日のノックを見てフロントから話が来るかもしれないですね」と話を振られると長嶋は「来るな。間違いなく来る。『ちょっと一茂、子供に教えていたみたいにうちの選手に…』(って)。これ、絶対来る。お待ちしています」とやる気満々だった。
イベントでは、長嶋、上原氏と子供たちが野球盤の要素を含んだアクティビティにチャレンジ。上原氏が投球したボールが見事にホームランの的に当たるなどして、チャリティー金額が180万円に決定した。同額が、スイスの高級腕時計ブランド「ウブロ」から「NPO法人千葉県少年野球連盟」へ寄付される。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)
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