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【海外発!Breaking News】盗まれた犬 ボランティアの思いやりリレーで3200キロを旅し飼い主のもとへ(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2019年12月31日 21時30分

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自宅から約3200キロ(2000マイル)も離れた場所で保護された1頭のオス犬が、何台もの車を乗り継いで帰途についた。この犬は約2か月前に自宅から連れ去られていたが、たくさんのボランティアが4日間をかけてリレーをし、無事飼い主との再会を果たしたのだった。『Bored Panda』『New York Post』などが伝えた。

米北西部のモンタナ州シルバーボウ郡ビュートに住むシングルマザーのカサンドラ・ラスムセンさんは10月、飼っていたピットブルのミックス犬“ズース(Zeus)”を家に泊めていた男友達に盗まれてしまった。男はズースだけでなく、財布や貴重品なども持ち去っており、カサンドラさんは警察へ通報するとズースのポスターを配布するなどして必死に愛犬を捜し始めた。

そして12月初め、「なんとかクリスマスまでにズースを見つけたい」というカサンドラさんと2人の娘の思いが届いたのか、自宅から約3200キロ離れた米東部のウェストバージニア州チャールストンで、ズースを連れた男が逮捕された。

ズースの飼い主判別の決め手となったのは埋め込まれていたマイクロチップで、地元のアニマルシェルター「カナー・チャールストン動物愛護協会(Kanawha Charleston Humane Association)」がカサンドラさんに連絡を取り、ズースを自宅まで届けることになった。しかしズースの体重は33キロ超であるうえ、ほとんどの航空会社がピットブルの搭乗を禁止していることから、車で3200キロを移動することになったのだ。

このズースの旅に一肌脱いだのは、犬の輸送には定評がある動物保護団体「Many Paws Volunteer Transport」のボランティアたちで、9つの州を少なくとも15人のドライバーが4日かけてリレーをし、ズースは無事カサンドラさんのもとに届けられた。クリスマスまであと9日となった12月16日のことだった。

ズースがボランティアの人々と撮った写真はカナー・チャールストン動物愛護協会のFacebookに投稿されており、雪の中を走る車から顔を出したり、宿泊した家でくつろぐズースの様子などを見ることができる。旅の途中、ズースが車の中で粗相をしてしまうなどのトラブルもあったようだが、ボランティアの1人は「ズースを家族と会わせてあげたいという一心で多くの人が協力してくれました。私にとっても素晴らしい経験になりました」と振り返っている。

またカサンドラさんは「私たちのために努力してくださったボランティアの人たちには感謝してもしきれないほどです。彼らがいなかったら、ズースとこんなに早く再会することはできなかったでしょう」と嬉しそうだ。

ちなみにこのニュースには「最高のクリスマスプレゼント」「素敵な話だ!」「嬉しくて涙が出てきた」「世の中捨てたもんじゃない」「ボランティアみんながヒーローだ」といったコメントがあがっている。



画像は『Metro 2019年12月29日付「Stolen dog found 2,000 miles away from home returned by 15 strangers」(Picture: WBAZ)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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